セルフ・リライアンスという生き方

投資信託を中心にいい会社、いい事業にコツコツ長期投資しています。 社会とつながるソーシャルな投資や寄付も実践中。

ひふみ投信の月次レポートを見て思うこと

ひふみ投信を支持している人の多くは、運用のパフォーマンスだけでなく、受益者に対する「丁寧な説明」、「分かりやすい報告」という点を評価しているように感じます。

これは、顧客との顔の見える関係を大事にする、直販・独立系の運用会社に共通する特長ですが、なかでもレオスはその点の評価が高いようです。

ひふみの受益者になったばかりの自分ですが、月次の運用レポートを見ていて、その「丁寧さ」「分かりやすさ」の一端を感じました。

いろんな運用会社にお世話になっていますが、他社と明らかに異なる、優れていると思った点を挙げてみます。

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(「ひふみのあゆみ」2017年7月度 公表版(7/31時点)より)

・運用レポートが月2回出される

ひふみ投信の月次レポート「ひふみのあゆみ」は、初旬発行のメインの「月次運用レポート」と、下旬発行の「中間運用レポート」の月2回あります。月2回レポートを出すファンドは初めて知りました。

・受益者だけが見られる情報がある

2つのレポートのうち「中間運用レポート」は、受益者以外は閲覧できません。
また、メインの「月次運用レポート」も、Web上に公開されているのは受益者向けのレポートを一部抜粋したものです。公募投信で、受益者向けと一般公開向けの運用レポートを分けている運用会社は少ない(ない?)のではないでしょうか。

・コンパクトかつ網羅性がある

ひふみ投信のレポートは、分量がものすごく多いというわけではありません(ありがちな日本株ファンドよりはずっと充実していますが、セミナー案内や定型の商品説明ページも含めて、月次レポートは10ページちょっと、中間レポートは6ページ程度)。

けれど、このコンパクトな中に、パフォーマンス、リスクリターンの推移、ポートフォリオの状況、組入企業の紹介、相場環境と当面の運用方針などがすっきりまとまっています。
この、細かすぎず必要十分な情報がコンパクトにカバーされている網羅性がなかなか絶妙です。フォントも大きめで、カラーで見やすいので、情報がすんなり入ってきます。

巷のファンドの中には「本当に伝える気あるの?」というレポートも多いので、見習ってもらいたいです。

以前、ある運用会社の方が、「毎月運用レポートをつくるのも結構手間がかかるんですよ」と言うのを聞きました。こういう運用会社は、レポーティングは本業とは別のオマケの仕事、できればやりたくない仕事と考えている?と思えなくもありません。

一方、レオスは、月次の運用レポート2回以外に、毎月詳しい運用報告会(ひふみアカデミー)も開催しています。ひふみ投信が結構動きが大きい運用なので、こまめに説明が必要というのもあるでしょうが、これだけ運用状況を高頻度で詳しく、かつ正直ベースで説明する会社はなかなかないです。

顧客への報告は、受益者との大切なコミュニケーションであると同時に、実質的にも運用業務の大切な一部と位置付けているからこそ、継続的にこういう仕事ができるのでしょう。

これは決してタテマエではなく、顧客に安心して長くお金を託してもらえれば、資金の出入りが安定し、パフォーマンスにもプラスに働きます。ですので、丁寧に分かりやすく運用内容を説明することは、投資信託という商品の運用ではとても大事な要素だと思います。
(そもそもレポート以前の問題も多いですが)全ての運用会社がレオスと同じくらい伝える姿勢を持てば、日本の投信業界も変わるかもしれません。

【過去記事】