セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOで「鯖や」の新会社・クラウド漁業の株主募集に参加しました

とろさば料理専門店SABARを運営する「鯖や」グループが、新会社(株式会社クラウド漁業)を設立、「漁業版SPA」に取り組むことになりました。

1/6に株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOで株式募集があり、出資申込しました。(すでに3,800万円満額に到達し終了)

最先端技術で漁業に革命を!IoT × ドローン養殖「クラウド漁業」 - FUNDINNO

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「鯖や」は、ミュージックセキュリティーズ(セキュリテ)でも過去に資金調達しており、私が知ったのはセキュリテを通じてです。
とろサバの美味さと、さばと漁業再生にかける右田社長の理念にひかれ、現在セキュリテで2つのファンドに出資しています。

先日は、「SABAR鯖街道よっぱらいサバファンド」の投資家イベントで、進行中の小浜市のプロジェクトについて、右田社長の話を聞きました。

右田さんが仕掛ける新会社・株式会社クラウド漁業の「漁業版SPA」とは、先端的な養殖技術をベースに、魚を育てる川上部分から消費者に届けるまでのビジネスプロセスを統合し、資源を守りつつ、生産者にもきちんと利益が出る漁業流通の仕組みです。

SPAというとアパレルが思い浮かびます。小売業者が企画・開発・製造まで手掛けることで、高品質な製品を低コストで提供するビジネスモデルです。

小浜の鯖復活プロジェクトで、市や大学、生産者と一緒に取り組んできたものを、本格的な事業としてさらに深化させる試みだと思います。

 右田社長のインタビュー動画によると、事業の柱として5つ挙げられています。

  1.  未利用魚と酒粕を利用した高機能・低価格な餌製造
  2.  IoT・ドローン船による養殖の効率化・自動化
  3.  常時給餌による複数魚種の混合養殖(天然養殖)
  4.  新しい養殖育成モデルによる離島などの漁業再生プロデュース
  5.  新業態店舗による消費者へのアクセス

既に、小浜市、KDDI、福井県立大学などとも組んで技術開発を進めています。JR西日本の資本も入っているのは知らなかったです。

鯖や、養殖業参入 未利用魚を餌に・ドローン船活用 :日本経済新聞

クラウド漁業で育てた魚は、既存のSABAR店舗以外に、新業態店舗「漁師の串」で扱うとのこと。なじみの薄い魚種も積極的に提供する魚の串焼専門店です。

ファンドの募集総額3,800万円は、募集日(1/6)あっと言う間に満額となりました。他のファンドと比べかなり人気が高かった印象です。やはりSABARの知名度でしょうか。資金使途は、新店舗開発や養殖研究開発に充てられます。

一方、ミュージックセキュリティーズの方の、私も出資した「SABAR鯖街道よっぱらいサバファンド」は、まだまだ募集中です。一口金額も小さいので、FUNDINNOでSABARを知った人はぜひセキュリテの方もご覧ください。

SABAR鯖街道よっぱらいサバファンド1|セキュリテ

FUNDINNOの募集ページでは、2023年以降にクラウド漁業「IPO」との文字が浮かびます。こればっかりはどうなるか分かりませんが、漁業を持続可能で稼げる仕事に変える!という右田さんの思いを純粋に応援したいと思います。

FUNDINNOさん、新規案件をどしどしアグレッシブに出しているイメージがありますね。

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