書評
ファンダメンタル分析関連の書籍の紹介です。著者は、運用会社でバイサイドアナリストをされている松下敏之さんと高田裕さん。2017年に出た本で、界隈では結構有名なのでお持ちの方も多いかもしれません。 外資系アナリストが本当に使っている ファンダメン…
地球温暖化が進んだ先に何があるのか。デイビッド・ウォレス・ウェルズ氏のショッキングな著作です。江守正多さんの解説を借りれば、「気候変動によるリアルな未来図を提示した警告の書」です。 さまざまな社会の課題の中で、気候変動や温暖化の問題ほど「大…
近内悠太さんの「世界は贈与でできている」を読みました。「贈与」という言葉が目に留まり、思わず手に取りました。 生きる意味、仕事のやりがい、大切な人との関係性・・・ お金では買えない、経済合理性では説明できないけれど人生に必要なもの。これらは…
財務的リターンと社会的インパクトを同時に追求するインパクト投資においては、社会的インパクトの測定、評価が不可欠だと言われます。 ただ、実際にインパクト評価ってどうやってやるの?という疑問がいつもありました。 そこで見つけたのがこの本です。イ…
「おおぶね」ファンドシリーズを運用する、農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)のCIO、奥野一成さんの待望の著書が出ました。ご本人からお送り頂きました。ありがとうございます。 「売らなくていい会社しか買わない」長期投資を実践する奥野さんです…
夫馬賢治さんの新刊、「ESG思考」を読みました。夫馬さんは、株式会社ニューラルの代表で、サステナビリティ経営やESG投資に関するコンサルティングを手がけます。運営サイト「Sustainable Japan」はよく拝見しています。 E(環境)・S(社会)・G(企業統治…
ESG(環境・社会・ガバナンス)が広まっています。投資の世界でも、経営の世界でも、非営利の人たちからも「ESG」という言葉が聞かれるこの頃です。 一方で、ESGって何?という問いに対する明確な答えはなかなか見つかりません。そんな問いに分かりやすく答…
農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)さんが京都大学で開講している寄附講義「企業価値創造と評価」の講義録・第三集が出版されました。 「米国株式長期厳選ファンド」を通じてご縁を頂いた、同社のファンドマネージャーであり、編著者である奥野一成さ…
国内初の本格的なマイクロファイナンス機関、日本版グラミン銀行「グラミン日本」が昨年9月に事業を開始しました。設立イベントにも参加させて頂きました。 グラミン日本の設立に際して、クラウドファンディングを応援したのですが、リターンで頂いたのが理…
投資信託本のロングセラー、『はじめての「投資信託」入門』が5年半ぶりに改訂されました。著者の竹川美奈子さんからお送りいただきました。ありがとうございます!
企業の決算書の読み方を中心に、株式投資に必要なファンダメンタル分析の入門書です。増刷を続けている人気の本。2012年の本で、かなり前に買ったんですが、ふと最近読み直しました。
応援している認定NPO法人テラ・ルネッサンスの創設者、鬼丸昌也さんの新著です。 鬼丸さんの「平和」に込めた思いと、地雷、子ども兵など世界の紛争の問題に取り組むテラ・ルネッサンスの創設以来の活動、そして紛争をなくすために私たちができることについ…
林公則さんの「新・贈与論」。ドイツの社会的金融機関、GLS銀行の取り組みを紹介しながら、お金との付き合い方、贈与の意味を問い直している本です。 目次・構成はこちら → <新・贈与論> GLSグループは、教育や環境、農業、福祉などの公益的な事業を、融資…
責任投資・ESGの第一人者、水口剛先生(高崎経済大学教授)の新著です。水口さんは、自分も個人会員になっている、JSIF(日本サステナブル投資フォーラム)の代表理事のお一人です。 水口さんの前著「責任ある投資」には感銘を受けました。
鎌倉投信の運用責任者、新井和宏さんの新著です。 新井和宏さんの「お金と人生」の授業 「お金」とは何か? 「働く」とは何か? そして「幸せ」とは何か? という人生の大きな3つのテーマに真正面から答えた本です。 新井さんは、鎌倉投信のファンドマネージ…