セルフ・リライアンスという生き方

自分も社会も豊かにできるお金の使い方について。日々の投資や寄付の記録を綴ります。

「先進国REIT」は先進国以外の不動産にも投資している

 
gotemba premium outlets / maaco

REITは自国以外の不動産を組み入れることもできます。 先日上場した日本のイオンリート投資法人も、J-REITとしては初めて海外(マレーシア)のショッピングセンターを組み入れ予定です。

むしろ、他国の不動産組み入れは、日本よりも海外のREITの方がずっと進んでいます。 例えば、「eMAXIS先進国リートインデックス」の運用報告書から、マザーファンドの組入比率上位の銘柄を見てみます。

・サイモン・プロパティー・グループ(アメリカ)

アメリカ最大のREITです。実は、大阪の「りんくうプレミアムアウトレット」はじめ、日本の複数のアウトレットモールや、韓国、マレーシア、メキシコなどの商業施設も組み入れています。
http://www.simon.com/about_simon/leasing/

・ウエストフィールド・グループ (オーストラリア)

豪州REITですが、アメリカやイギリス、ニュージーランド国内の不動産も組み入れています。
http://corporate.westfield.com/properties/

・Unibail-Rodamco(フランス)

ヨーロッパの商業施設に多く投資しています。 フランスやドイツだけでなく、 ポーランドやチェコ、ハンガリーなど東欧諸国の物件も組み入れています。
http://www.unibail-rodamco.com/W/do/centre/portfolio

その他、運用報告書の中のマザーファンドが組み入れた全銘柄一覧を見ると、「シンガポール」の欄に、・Capitaretail china trust(中国) ・Lippo malls indonesia(インドネシア) などのREITが入っています。明らかにシンガポールの不動産を投資対象とはしていません。

以上のように、先進国のREITに投資しているつもりでも、そのREITが他国の不動産を組み入れることによって、実際には、日本や新興国の不動産のリスクを一部取っていることは知っておいてよいと思います。

また、オーストラリアREITなどは他国の不動産を多く組み入れているので、「先進国REIT指数の構成国」の比率と、「実際の投資先不動産がある国」の比率は一致しません。とはいっても、先進国以外の不動産に投資している比率は全体に比べればわずかなので、あまり気にする必要はないとは思いますが。