セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

テラ・ルネッサンス鬼丸昌也さんの講演会に行ってきました

認定NPO法人テラ・ルネッサンスの創設者、鬼丸昌也さんの講演会に参加しました。

【イベント】鬼丸昌也講演会『一歩を踏み出す勇気』のお知らせ(2/10)

鬼丸さんのことを知ったのは、鎌倉投信の受益者総会でも紹介されていた、震災復興支援の「大槌刺し子プロジェクト」がきっかけです。

今回は、テラ・ルネッサンスのメインの活動である地雷撤去支援や子ども兵の社会復帰支援などの海外事業についてぜひ聴いてみたいと思い、参加しました。



鬼丸さんの今までの歩みや、テラ・ルネッサンスの活動内容は本やHPに詳しく書いてありますので、ここでは、個人的に印象に残った部分をメモ。


・途上国の紛争の多くは、資源の取り合いに端を発しているが、その資源(レアメタルや貴金属)を利用しているのは先進国の私たち。自分が何気なく使っている製品が、実は遠い国の戦争の原因になっているかもしれない。まずはそのことに気付くことが大切。事実を知れば、選択ができる。

・支援する側ではなく、支援を受ける側が当事者との考えで活動している。「弱いから助ける」のではなく、自分の足で一歩を踏み出せるように、寄り添う支援を目指す。

・2人以上に共有された問題は「社会的課題」になる。だから、目の前の問題を「伝えること」が大切。そして、他人の共感を生み、行動を起こしてもらうためには、正しい事実や数字はもちろん、確かな「熱」が必要。

・私たちは微力だが無力ではない。
 一人一人ができることは・・・
 1.事実を知る
 2.できることを実践(行動)する
 3.周りに伝える
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鬼丸さんは、「伝えること」を何よりも大切にし、年間100回もの講演をされているだけあって、言葉と体をフルに使った熱いプレゼンにはひきこまれました。

かといって、単純に「戦争はダメだ」とか、「子ども兵は可哀そうだ」、と感情的な部分に訴えるのではなく、自分の目で見てきた事実を、力強くも冷静に伝えてくれるので、聞いている側の深い部分に届きます。

せっかくの機会なので、講演後に最新の著書を買ってご本人にサインを頂きました。
添え書きの、「ひとりから始める」「ひとりから変わる」というメッセージに考えをめぐらせています。

ちなみに、テラ・ルネッサンスの懐事情はまだまだ大変だそうです。
海外で活動する場合、イン(寄付など)は日本円、アウトは外貨なので、最近の急激な円安がかなり効いているとのこと。
やっぱり急激な為替変動はいろんな悪い影響が出ますね。

昨年認定NPO法人になり、支援もしやすくなりました。少しずつ応援させて頂こうと思います。