セルフ・リライアンスという生き方

自分も社会も豊かにできるお金の使い方について。日々の投資や寄付の記録を綴ります。

「朝日ライフ SRI社会貢献ファンド」を購入(その1)

朝日ライフアセットマネジメントの運用する「朝日ライフ SRI社会貢献ファンド」を、SBI証券で購入しました。
「SRIファンド」というジャンルの投資信託です。

SRIとは

SRI(Socially Responsible Investment)=「社会的責任投資」の略です。
SRIは広い概念ですが、一般的には、財務的な業績だけではなく、企業の倫理、環境配慮、ステークホルダーとの良好な関係など、「社会的責任」の観点を投資に取り入れるものです。

SRIは、宗教上の理由から、アメリカでタバコやお酒の会社を投資先から除外したのが起源だそうです。その後、70年代頃に人権問題や非人道的兵器など社会問題の解決を目指す動きに広がり、90年代以降は、グローバルな環境問題の広がりとともに、環境配慮やCSR(企業の社会的責任)に着目した投資の流れに発展しました。

2006年に国連がPRI(責任投資原則)という機関投資家に対するルールを発表して以降は、より広く、投資に際して投資先企業のESG(環境・社会・ガバナンス)を考慮する「ESG投資」へと発展しています。
最近は、この「ESG」という言葉をよく耳にします。

(参考リンク)
SRI(社会的責任投資)とは|三井住友トラスト・アセットマネジメント
SRIとESG投資の違いとは?(JSIF社会的責任投資フォーラム)
SRIとESG投資(1)SRIのすゝめ 未来の測り方|朝日ライフ アセットマネジメント株式会社

日本のSRIファンド

国内では、2000年前後から「SRI」や「エコ」と付く投資信託が出始めました。
2006年には「ダイワ・エコ・ファンド」が1ヵ月で500億円集めるなど、「環境」を切り口にブームになった時もありました。

しかし、その後は、普通のアクティブファンドと差別化できず、途中償還されたものも多いです。
リーマンショック以降も、積極的に販売されていないせいか、SRI投信の残高は伸びていません。
下記のグラフの青い部分がいわゆるSRIファンドの残高の推移です。


社会的責任投資フォーラム「日本のSRI市場残高推移」より、クリックで拡大。青が投信、赤は世銀債等の債券です)

(参考)SRIファンドのリスト
モーニングスター 日本のSRIファンドパフォーマンス
最新SRI市場残高(JSIF)

なぜSRIファンド?

以上のように、日本では、SRIファンドは旬のテーマとは言えませんが、投資したいと思ったのは、自分の中での「投資」そのものに対する価値観の変化が大きいです。

(関連記事)
投資に対する考え方の変化を振り返る

投資は、消費や貯金と同じく人生の中で大事なお金の使い方の一つと考えます。
せっかく投資するのであれば、持続的でよい社会をつくる方向に役立てた方が、投資のしがいもあるし、個人としてもハッピーです。
鎌倉投信の「結い2101」に投資しているのも同じような理由です。

あくまで分散投資の一部ですし、後述のコストの面もあるので、少額ですが、自分の価値観を反映した投資として、お金の一部を振り向けてみようと思いました。

なんちゃってSRIファンドも多い

しかし、SRIと付けば何でもいいわけもありません。

SRIファンドには、「SRI」と言いつつ、コストが高いだけで、ありがちな日本株アクティブファンドとの違いが見えないものも多いです。

それは、
・TOPIXをベンチマークとするファンドが大半
・CSR調査で上位=資金的に余裕のある超大企業が組み込まれがち
などの理由で、平凡なポートフォリオになってしまうためです。
例えば、組入上位がMUFG、みずほ、NTT、トヨタ、ソフトバンク、ホンダ、キャノン・・・という具合。

また、SRIファンドは、銘柄選定過程で、外部のCSR調査会社を使うことが多く、信託報酬が全体的にかなり高めです。
ネット証券で売っていなかったり、販売手数料を2~3%取るものも多いです。

そんな中で、コストは高いものの、本来のSRIの趣旨に沿ったファンドだと感じたのが、「朝日ライフ SRI社会貢献ファンド」です。
このファンドの中味については別記事で。

(後半)「朝日ライフ SRI社会貢献ファンド」を購入(その2)