セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

エコ名刺ユーザー交流会 in 京都

9/4の金曜日から2泊3日で京都に行ってきました。

メインの目的は、9/5の鎌倉投信の第6回受益者総会でしたが、前日9/4の夜に、「エコ名刺ユーザー交流会in京都」に参加しました。



エコ名刺交流会は、バナナペーパーなどのエコ素材の名刺を作っている札幌の日新堂印刷さんが主催する交流会です。過去に2回東京で参加したことがあります。

ゲストは、いい会社を積極的に訪問して、自社の経営にもいい会社の理念を積極的に取り入れている、京都で活躍中の開業税理士、中田俊さんでした。

バナナペーパーとエコ名刺については、過去記事もご参照。

(関連記事)
「エコ名刺ユーザー交流会」でバナナペーパーを学ぶ(2015/01/31)

バナナペーパーは、今まで廃棄されていたバナナの茎に含まれる繊維を材料として利用します。
木材を使わないので、環境にやさしいだけでなく、途上国に新たな雇用を生み、現地の人が教育を受けられるようになる、さらに、生活のためにやらざるを得なかった違法狩猟や伐採も減って生態系保全にも役立つ、という「サステナブルな紙」です。

自分も、バナナペーパーのエシカルやフェアトレードの考え方に共感して、日新堂印刷で個人名刺を作っています。
日新堂印刷は、鎌倉投信の受益者総会にも毎年出展しています。

まずは、日新堂印刷の阿部社長から、バナナペーパープロジェクトの今までの歩みと、現地サイト(アフリカのザンビア)の近況報告。



当初は、バナナから繊維を取り出す工程をザンビアで行い、その繊維を日本に輸入、パルプ化し、紙そのものは日本の工場で生産していました。現在は、現地に紙まで作る工場を建設したり、バナナから茎を取り出す工程(かなりの力仕事だそうです)を機械化したりと、規模も拡大してきています。

ただ、機械化によって、現地の人の作業がいらなっくなってしまうので、ただ効率化すればいいという問題でもなく、このあたりのバランスを取るのがフェアトレードの難しいところです。

これを解決するには、機械化しつつ、人の仕事も十分必要な規模にしていく必要があり、そのためにはバナナペーパーの消費量を増やすことにつきます。

そこで、今回のゲストの税理士の中田さんが中心となって、クラウドファンディング(Makuake)で、バナナペーパー支援プロジェクトを立ち上げたとの紹介がありました。



素敵な会社を広めよう~バナナペーパーで世の中を変える~ | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)

支援金額に応じて、バナナペーパー名刺を含めたいろいろな商品や特典が受け取れます。現地ザンビアの視察ツアーも用意されています。

※ザンビアで工場を作るときも、上記の吉祥寺の交流会でお会いできた、本プロジェクトの中心であるペオ・エクベリさんと、奥さんのエクベリ聡子さんが中心になって、READY FOR?で資金調達した経緯があります。
1枚の紙で世界を救う〜アフリカにバナナペーパー工場を〜(エクベリ聡子) - READYFOR

また、阿部さんからは、フェアトレードに力を入れているイオンで、バナナペーパーが採用されたとのうれしい報告がありました。
今年の父の日のメッセージカードとしてプレ採用され、さらに、イオンの茅ヶ崎の店舗内での、フェアトレードセレクトSHOPでの取り扱いが決まったそうです。大企業のバックアップで、知名度アップのきっかけになればいいですね。

(参考サイト)
One Planet Paper® アフリカ ザンビアバナナペーパープロジェクト- 名刺作成 ecobe!(エコビー) 
One Planet Café|ワンプラネットカフェ