1/15に開かれた、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」の発表&表彰式イベントに参加しました。
今年の会場は、日比谷図書館併設の「日比谷コンベンションホール」。
一昨年のコモンズ投信の「社会起業家フォーラム」でも使っていた、とてもいいホールです。
イベントの前半はrennyさんとカン・チュンドさんのトークセッション、後半は竹川美奈子さんとm@さんの解説を交えてのランキング発表&授賞式。
初心者からベテランまで楽しめる内容でした。
その中でも、カンさんの本質的なコメントはとても重要だと思いました。
・投資は部屋の観葉植物みたいなもの。手をかけたからリターンが上がるというものではない。ただ「部屋に置き続けること」が大事。まじめになりすぎず距離を置くこと。
・積立は、ファンドのリターンと自分の長期的なリターンが逆になる世界。一方的に上昇するなら一括投資でよい。相場が下がった時に口数を稼げるからこそ積立の意味がある。下落がうれしいM体質になれるかどうか。
今年のファンドランキング1~5位は以下でした。
1位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(218pt)
2位 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド(73pt)
3位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(59pt)
4位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(45pt)
5位 ひふみ投信 (41pt)
6位以下も含めたランキングはこちらです。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015
投票したブロガーの代表的なコメントも載っていて、各ファンドの特徴がよく分かると思います。
昨年のVTの僅差の争いとは対照的に、今年はニッセイ外国株式の圧勝でした。有効総ポイント795ポイントのうちの3割近く獲得したことになります。もの凄い支持率です。
全体的には、予想どおり、インデックスファンドのコスト低下がランキングを牽引した格好です。あとはバランスファンドの健闘が引き続き目立っています。
自分の投票ファンドのうち、ランクインしたのは7位の「結い2101」(鎌倉投信)のみでした。
「セゾン資産形成の達人ファンド」は惜しくも11位でした。
自分もインデックスファンドは持っているので、コスト競争が進むのは有り難いです。
ニッセイAMのように、自分の委託会社としての取り分だけでなく、販社、さらには信託銀行のフィー低下まで働きかけた熱意には頭が下がります。
一方で、コスト以外の要素(運用理念&方針、パフォーマンス、投資家コミュニケーション、受託者責任のあり方・・・)で評価されるようなファンド(特にアクティブファンド)が上位に食い込めるようになって欲しいとも思います。
さて、今年のFOYは、今までと違い、受付スタッフとして初めて運営のお手伝いをさせてもらいました。
チケットリーダーが1台しか使えず焦りましたが、参加者の方のご協力でスムーズに入場受付ができました。
みなさんマナーがよくて有り難かったです。「いいファンドにはいい顧客が付いている」と再認識しました。
終了後には運営スタッフでの打ち上げでした。
運営委員のみなさん、ありがとうございました。
来年も参加できればと思います。