鎌倉投信の投資先であるリブセンス・村上太一社長の講演を聴いてきました。
【東京】村上社長講演&「結い 2101」運用報告会~受益者対象~
村上さんが鎌倉投信のイベントに登場されるのはおそらく?初です。
村上さんの講演と、リブセンスの社員さん参加のトークセッションもありました。
19歳で起業、10年で4人から400人に
村上さんは、「最年少上場」とメディアに騒がれた頃、テレビで拝見しただけで、リアルは初めてでした。笑顔が爽やかな若手経営者、というイメージそのままの雰囲気でした。
子どもの頃から「起業したい」という夢を持っていたそうです。それは金儲けというより、「世の中の役に立ちたい」という動機で、お母さんの影響が大きかったとか。
大学在学中の19歳の時、4人でリブセンスを起業し、先日10周年を迎えたそうです。今や400人近くを率いています。
「あたりまえを発明する」
社名のリブセンスは、「LIVE+SENSE」(生きる意味)が語源。
生きる意味=幸せであり、人々を幸せにするサービスを生み出し、自分たちも幸せになるというコンセプトが込められているそうです。
そして、サービス開発の根本が「あたりまえを発明しよう。」というビジョンです。今は常識はずれでも、未来には「あたりまえ」になるような新しいサービスを、一人ひとりが考えて生み出し続けようという意志です。
「はてな」と「しずく」の視点
逆さまのクエスチョンマークと、水のしずくを組み合わせた会社ロゴも、ビジョンを象徴します。
・常に疑問を持ち続ける「はてな」の視点
・疑問から生まれたアイディアを実現するために「雨垂れ石を穿つ」ごとく地道に継続して行動し続ける「しずく」の視点
を表しました。
いいアイディアが浮かぶだけではだめで、徹底的な継続とチームワークで、アイディアを実行し社会に浸透させていく「しずく」の視点がとても大事だと、その通りだと思います。
リブセンスのメイン事業である「ジョブセンス」は、掲載費用ゼロ&採用課金で従来の求人広告の「あたりまえ」を覆しました。
当初は、「掲載課金なしでできるわけがない」と揶揄されましたが、今ではリブセンスを真似する業者も出てきています。
また、既存のシステムでは光が当たりにくい人たちにも、ネットを使って仕組みを変えることでサービスを提供しています。
例えば、「ジョブセンスリンク」では、従来のエージェントではサポートが受けにくかった、相対的に年収のあまり高くない層に対して、転職紹介を行っています。
ここ最近の業績は芳しくないですが、現在は次の10年を見据えて、新規事業や人への投資を積極化しているところです。
(前半はここまで)
後半はこちら。