セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

石坂産業の「SATOYAMAと共に生きるEXPO」(三富今昔村)に行ってきました

石坂産業さん主催の環境イベント「SATOYAMAと共に生きるEXPO」が、4/23、24の2日間、埼玉・三芳町の三富今昔村で開かれました。

23日まる一日、西條剛央さん・新井和宏さん率いる「いいチームをつくりましょうプロジェクト」の企画で、イベントの運営ボランティアとして参加しました。

そもそも石坂産業って?という方は過去記事を。
「NPO法人いい会社をふやしましょう」経由で知り、工場見学にも参加しました。

石坂産業の工場見学ツアーに参加して

「いい会社の理念経営塾」#5(石坂産業・石坂典子さん)

23日の朝8:30に、東上線ふじみ野に集合して、いざ石坂産業へ。「いいチーム」の理念に賛同して集まったボランティアは、2日間合計で140人です。

イベント前の朝礼では、クレドが配られ、理念と行動指針がシェアされました。
初めてのイベント、初めてのメンバー同士、何が起こるか分からない中でチームが同じ方向を向くには「目的の共有」が大事です。


(朝礼中。左から石坂典子社長、新井さん、西條さん)


(理念を記したクレド。)

その後各担当に分かれて行動開始。私はイベントの「顔」とも言えるエントランスチームで、バスから降りてくるお客さまを迎えました。

今回大変だったのは、「会場がとにかく広い」(東京ドーム3.5個!)こと。エントランスから、一番奥のメインステージまでは、森を通り抜けるとたっぷり10分以上かかります。

また、「イベントの数が多い」こと。「○○の会場に行きたいんですけど」という質問が多く、どこで何をやっているか予習しておくべきでした。

「メンバーが状況に応じて最適な判断をする」という指針のもと、持ち場を離れて一番遠い会場まで年配のお客さんに付き添ったりもしました。普段できないコミュニケーションは楽しかったです。


(竣工したばかりの「くぬぎの森交流プラザ」。)

お昼前後は来場のピークで、ひっきりなしにバスが到着。
正直、ここまでお客さんが来るとは思っていませんでした。工場見学だけでは分からない石坂産業の力を見ました。

しかも、子ども(ファミリー)、若者、カップル、お年寄りまで来場者層の幅広さに驚きました。それだけ、石坂産業が地域に根付いている、愛されていることの証です。

かつてダイオキシン問題で地元から「出て行け!」と言われていた会社が作った里山に、多くの人が来て楽しんでいるのを見ていて、素朴に感動しました。


(アスレチックは子供に大人気。)

ボランティアスタッフもイベントを楽しもう!というのも「いいチーム」の考えです。
自分も、以前工場見学で来た時は見られなかった、新緑の「くぬぎの森」を満喫。JHEPの最高ランク(AAA)認証を取った里山で、多様な生態系が守られています。

JHEP認証シリーズ > 事例紹介 > くぬぎの森(花木園第9,11~15)里地里山プロジェクト



大人向けの講演や対談企画も充実していました。初日のメインだった、養老孟司さんと池田清彦さんの対談は見られませんでしたが、運営の合間に一つだけ、テラ・ルネッサンスの鬼丸昌也さんとHASUNAの白木夏子さんの対談に参加しました。

鬼丸さんの言葉を一つ引用。テラ・ルネッサンスの長期的な自立支援を魚釣りに例えた話です。
『まずは困っている人に「魚をあげる」、次に「魚の釣り方を教える」、そして最終的には「魚を釣る釣り竿の作り方まで教える」。ここまでして初めて支援と言える。』


(大久保寛司さん、白木夏子さん、鬼丸昌也さんの対談中)

2日間の来場者数は約1万人でした。初開催で、いろんな問題もあったと思いますが、大成功と言ってよいのではないでしょうか。

どうせイベントに行くなら、ボランティアもやってみようかという軽いノリで参加しましたが、新井さんが「ボランティアが一番楽しめる」との言葉通り、実際に参加するといろんな発見、新しい仲間との交流があって得るものが大きかったです。
ひさびさにみんなで一つのモノをつくる楽しさを味わえました。
次回開催に向けて、石坂産業を今後も応援していきます。