セルフ・リライアンスという生き方

自分も社会も豊かにできるお金の使い方について。日々の投資や寄付の記録を綴ります。

フェアトレード・コンシェルジュ講座(第3回・エヌ・ハーベスト 鈴木裕さん)

2週間に1度のペースで開かれているフェアトレード・コンシェルジュ講座も3回目となりました。

今回は、『産地から学ぶシンプルで謙虚なライフスタイル』をテーマに、?エヌ・ハーベストの代表取締役・鈴木裕さんの話を聴きました。フェアトレードのスパイスをふんだんに使ったマサラやチャイの試食もあって美味しい勉強会でした。

エヌ・ハーベストは、主に南アジアの国々から、フェアトレードのオーガニックスパイスや紅茶、フルーツ、雑貨などを輸入して、日本で販売しています。西荻窪にお店があります。

代表の鈴木さんは、学生時代にアジアを旅するうちに、インドやパキスタンの人たちの食文化やライフスタイルに関心をもち、レストランでの修行などを経た後、エヌ・ハーベストを立ち上げました。

今は、インド、パキスタン、スリランカなどに出向き、実際に現地の人たちと一緒に生活しながら、オーガニックな食材をやスパイスを仕入れています。扱う商品は基本的にフェアトレードで、紅茶は国際フェアトレードラベル機構(FLO)の認証を取っています。

中でも、鈴木さんが魅せられたのが、パキスタンの「フンザ」。
「花の桃源郷」「最後の秘境」と呼ばれる辺境の地です。1970年代まで、藩王国が存在したため、物々交換が残っていたり、イスラム教でも女性の社会進出が進んでいたりと独自の文化を築いています。

特産は、エヌ・ハーベストも扱っているアプリコット(杏)やチェリー、それに木工です。JICAの農業支援プロジェクトも入っているそうです。
鈴木さんが滞在中の動画も見たのですが、本当に美しい「秘境」でした。行くのはかなりハードですが行ってみたくなります。

ここは"風の谷"!?ナウシカの舞台といわれる「フンザ」の大自然が美しすぎる

鎌倉投信の投資先でもある、白木夏子さんのHASUNAも、ジュエリーにフンザの石を使っています。
bijoux fleurリリース秘話 1/4 フンザ渓谷の宝石 – HASUNA

エヌ・ハーベストさんのスパイスを使っている、国分寺の「カフェスロー」さんのブログでフンザのことが紹介されていました。
エヌ・ハーベストさん訪問記 ~フンザへの恩返し

産地のライフスタイルに謙虚に学ぶフェアトレード

今回の鈴木さんの話で一番響いたのは、エヌ・ハーベストの「フェアトレード」に対する考え方です。

フンザは、電気もなければ便利なテクノロジーは一切ありませんが、長い間受け継いできた豊かな環境とシンプルなライフスタイルがあります。
実際に現地の人達と一緒に暮らしてみると、最初はとても不便で大変ですが、本来の人間の生き方ともいえる暮らしは心地よく、気持ちが豊かになっていくそうです。

フェアトレードというと、貧しい人を支援する、そのためにコストを負担する、というややもすると上から目線になりがちです。そうではなく、産地の人の文化やライフスタイルを謙虚に尊敬し、そこから学ぶという視点でのフェアトレードの考え方は大事だと思いました。
参加者がみんなこの部分はメモしていたので、多分他の人もそう感じたのでしょう。

フンザの話の後は、鈴木さんお手製の、オーガニックスパイスを使ったチャナマサラ(北インド風ひよこ豆カレー)と、マサラチャイを試食。豆乳ベースのチャイは、深みがあって美味しかったです。

講座終わりに、フンザのドライフルーツと、オーガニックティー(アールグレー)を買いました。これは国内でもきっとそうですが、産地のことを知ると、より食材を美味しく感じられますね。