セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

NPO法人3keys・森山誉恵さんトーク(コモンズ投信・第8回社会起業家フォーラム プレイベント第2弾)

9/2に、児童養護施設での学習支援事業などを行う、NPO法人3keysの代表理事、森山誉恵さんのトークイベントに参加しました。

森山さんは、コモンズ投信の社会起業家応援プログラム、コモンズSEEDCapで今年の応援先に選ばれました
個人でも、7月に3keysのセミナーに参加してサポーターになったところです。



前回は、100人単位の大きな会場でしたが、今回は、森山さんがゲストの立場で、かつ少人数だったので、堅いセミナーという感じではなく、とてもアットホームな雰囲気。
3keys立ち上げの頃の話や、事業を運営する中での苦労話など、率直にいろいろ話して頂きました。

3keysは、すべての子どもたちが育ちやすい社会を目指して、3つの事業を行っています。
・児童養護施設などでの学習支援事業
・子どもの権利保障推進(なやみ相談窓口、検索サイトMex運営)
・子どもの問題を伝える啓発活動事業

詳しくは、7月のセミナー記事に書きました。
NPO法人3keysのChild Issue Seminarに行ってきました



最近の動きとしては、柱となる学習支援事業に加えて、Readyforで立ち上げた、10代のための支援サービス検索サイト「Mex(ミークス)」に力を入れています。いじめ、性、進学、虐待・・・という難しい問題を抱えつつ、誰にも相談できないでいる子たちが、「頼れる大人」を見つけるためのサイトです。

現在の森山さんは、経営者兼事務局長的な立場に加えて、事業部2つの統括、広報、講演や外部の仕事・・・と、「5人分」の多忙な日々だそうです。
Mexサイトのエリア拡大のためのWebディレクターや、総務経理関係など、人材募集中ですが、いい人を探すのは本当に大変!だそうです。NPOのヒトの問題は切実です。

コモンズ馬越さんとのトークでは、「親のケア」が話題に上りました。
地域と子どもの関わりが薄れ、核家族やひとり親が増えたことで、「親の孤立」が虐待の背景になっています。森山さんによると、虐待やネグレクトを行う親の多くは、自分自身が子どもの頃に同じような辛い扱いを親から受けているそうです。いわゆる虐待の連鎖です。

連鎖を防ぐには、将来親になる今の子どもたちに、頼れる大人がいること、自分を一番に思ってくれる大人がいることを実感してもらうことが大事です。3keysはまさにそこを担っているので、今回のSEEDCap選定で、コモンズ投信のお仲間にも輪が広がればいいと思います。

森山さんの想いが分かる記事です。

「もっと大人を信じてもらえる社会に」虐待・貧困の子どもを支える3keys(ハフィントンポスト)