9/21は「国際平和デー」(PeaceDay)でした。
PIECESのイベントで、日本国内と世界のさまざまな地域で子どもや若者と関わっている4つの団体の話を聴きました。
登壇したのは以下の方々。(写真右から)
・認定NPO法人Reach Alternatives(REALs) 瀬谷ルミ子さん
・NPO法人JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク) 牧野アンドレさん
・認定NPO法人PIECES 小澤いぶきさん
・NPO法人国境なき子どもたち 松永晴子さん
PIECESは、子どもの孤立を防ぐための市民性の醸成、市民人材の育成に取り組んでいます。マンスリーサポーターで応援しています。
PIECES以外の3団体は、いずれも海外を活動の拠点としています。
JIM-NETの牧野さんは、イラクでシリアからの避難民の人たちに医療支援などのサポートをしています。
国境なき子どもたちの松永さんは、ヨルダンでシリア難民の子どもたちの教育支援をしています。
そして、REALsの瀬谷さんは、アフリカや中東で、価値観の違いによる争いを予防し、人々が共存できるコミュニティづくりをサポートしています。
難民キャンプなど、厳しい環境下にいる子どもたちの現状や、彼ら、彼女たちの声、今望んでいることを紹介して頂きました。「外で遊びたい」「学校に行きたい」。日本では当たり前なことも叶わない状況がたくさんあります。
「子どもは社会を映す鏡」
世界中のあちこちで、さまざまな対立や紛争が続き、貧困や格差が解決されないままです。政治、経済、文化、宗教・・様々な要因が複合的に関わっていて、事情はまちまちですが、共通しているのは、これらの社会の歪みのしわよせが、一番弱い立場にいる人たち=子どもに最も深刻に現れるということ。
ファシリテーターをされた佐藤慧さんの言葉、「子どもは社会を映す鏡」とはその通りだと思います。であれば、平和を享受している私たちや、課題を生んでいる大人たちは、世界の子どもたちの現状を少しでも知り、課題解決のためにできることをする責任があります。
なぜなら、世界のどんな課題も、このグローバルな世界では、自分と無関係ではないし、どこかで必ず自分とつながっているからです。世界を知る、ということは、言い換えれば、遠い国の課題と、自分との間の関わりを知ることでもあると思います。
日々仕事をしたり、生活する中で、遠い国の難民キャンプにいる子どもたちのことを考えてばかりはいられません。でも、時々でいいので関心を持ち、自分との関わりについて想像力を働かせたり、課題解決に取り組んでいる人たちを寄付などの手段でサポートすることは誰でもできます。
そして、これは足元の日本の子どもの社会的孤立の問題も同様です。途上国の絶対的な貧困と、日本の中の相対的貧困や生きづらさの問題は、質が違うだけで、私自身はどちらも重要と思っています。なので、海外で活動する団体も国内で活動する団体も両方とも応援しています。
今回お聞きした中では、REALsの瀬谷さんの活動にはとても関心を持ちました。まずはスポットで寄付させて頂きました。
国際平和デーということで、PIECESほか4団体の共催イベント。
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) 2020年9月21日
瀬谷ルミ子さんの話は響きました。
紛争が起こってから対処するのではなく、未然に防ぐことにもっと世界が目を向けること。その方がコストもかからない、人の命も奪われない、憎しみの連鎖も生まれない。#PeaceDay #こどもとピース