セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

コモンズ投信の第12回コモンズ社会起業家フォーラム

コモンズ投信の「コモンズ社会起業家フォーラム」も今年で12回目となりました。
私は5回目から参加しています。今年は初のオンライン開催でした。

社会起業家フォーラムは、さまざまな社会課題に取り組む方が、マイク1本、プレゼン資料なしで想いを語る1人7分間のスピーチリレーです。
このフォーラムの登壇者の中から、コモンズ投信の寄付&伴走支援プログラム(コモンズSEEDCap)の応援先が選定されます。私も、このイベントで出会った多くのNPOに寄付しているので、思い入れがあります。

去年のレポはこちら。

今年の登壇者はこちらの方々です。

第12回コモンズ社会起業家フォーラム

国内でも海外でも、さまざまな社会課題が取り残されており、また新たに生まれています。誰も気づかなかった、気づいても誰もが見ないふりをしていた問題に、勇気を持ってゼロから取り組む方たちには、いつも尊敬の気持ちを覚えます。

皆さんの話の中で心に残ったのは、「自分自身を信じることの大切さ」。
起業して事業を軌道に乗せるまでには、外からは分からない困難や障害、葛藤がたくさんあります。それを乗り越えるには、自分をとことん信じること、自分の信念を貫き通すこと、しかありません。これは、営利/非営利に限らず、起業家の大切な要素だと思いました。

個人的には、ミャンマーでマイクロファイナンスに取り組む、MJIの加藤侑子さんが登壇されたのがうれしかったです。セキュリテのファンドでMJIには出資させて頂いており、以前帰国中の加藤さんの話を聴きました。

「お金は人を支える、誰かを助けることができる」「やさしい金融をひろげたい」という加藤さんの考え方は、日本のような先進国でも広がってほしいと思っています。

あと関心を持ったのは、ソマリアなどでテロ・紛争当事者の社会復帰を支援しているアクセプト・インターナショナルの永井陽右さん、児童養護施設などの人材確保支援をしているチャイボラの大山遥さんです。活動をフォローします。

 

課題を知ることは、社会をよくする第一歩です。
それは、「こういう問題があるんだ、大変だな」「こういう人たちがいるんだ、かわいそうだな」という第三者感覚で知ることではなく、自分も社会の一人としてその課題を生む一因になっている、ならば自分のできることは何か?と考えることです。

日々、目の前の仕事や生活でいっぱいいっぱいになりがちですが、社会起業家フォーラムは、年に一度、社会とのつながりや課題意識を呼び覚ましてくれます。
今年もありがとうございました。