先日PIECESのイベントで福田萌さんの話を聴きました。
虐待や子どもの孤立を防ぐために、私たちは何ができるのか? 考えるイベントでした。
福田萌さんは、タレント活動、子育てのかたわら、「こどもギフト」プロジェクトや、母親向けオンラインサロンを運営されています。
こどもの命は大人や親のものではなく、こども自身のもの。
子どもを対等な人間として尊重し、その権利を守っていくことの大切さを発信している福田さんは、PIECESメイト(PIECESのマンスリーサポーター)でもあります。
そんな福田さんのお話で、とても心に残った言葉があります。
「寄付は、傷ついた自分を癒してくれる。」
虐待の悲しいニュースで自分の心が傷ついたり、無力感に襲われた時に、寄付することで癒される、心が少し楽になる。福田さんはこんな経験から、寄付の素晴らしさについて話してくれました。
寄付は他者のためだけでなく、自分のため。
自分も寄付を続ける中で、このことはずっと感じてきました。それは、社会をよくすることにほんの少し関われるうれしさであったり、寄付を通じて様々な課題を知り、学び、人生に幅を持たせることができる喜びだったりします。
ただ、考えてみると、もしかしたら自分も、寄付を通じて癒されているのかもしれません。
例えば、悲しい経験を乗り越えて社会復帰を目指すアフリカの元子ども兵の人達、身近にいるはずなのに見えていない、孤立しても声を上げられない国内の子どもや若者達、、
彼らや彼女たちに、直接寄り添ってサポートすることは自分にはできません。けれど、サポートする人達の活動を寄付を通じて応援することで、「何もできない自分」ではなく、「微力でも誰かを支える自分」になることができます。
だから、寄付することはまさに自分を癒すことだし、自分自身の人生にとって大きな支えになるものです。
他者を支えることは自分を癒す。支えられた人は癒され、また別の人を支える。
こういう循環があちこちで生まれていってほしいし、それは一人一人のほんの少しの行動から生んでいけるはずと思います。
今、PIECESはマンスリーサポーター(PIECESメイト)を募集しています。私もPIECESメイトです。
子どもの孤立は、社会全体の課題です。よろしければPIECESの活動をのぞいてみてください。