セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

サクッとわかる ビジネス教養 投資の基本(奥野一成・監修)

ひさびさの更新となりました。

「おおぶね」のファンドマネージャー、奥野一成さん監修の新刊のご紹介です。ご本人よりご恵贈頂きました。ありがとうございます。

主に投資経験のない方向けに、長期投資の基本的な考え方から実践までわかりやすく解説した本です。

本書の構成です。

Section1 投資はより良い未来を手に入れる営み
- 投資とは何か、投機の違い、投資対象の種類、投資信託、インデックスとアクティブ、リスクとリターン、税金、iDeco/NISA

Section2 "売る必要のない" 株式投資の基本
- 株式投資の優位性、長期投資の考え方、PERやROA等の指標

Section3 成功する長期厳選投資の3つの条件
- 強い企業の3条件(高い付加価値、参入障壁、長期潮流)、競合分析、ビジネスの本質を見極める方法

Extra1 金利、物価、為替の仕組み
Extra2 より豊かな人生へ ジブン・ポートフォリオをつくる

 

本書の中心はSection2と3です。奥野さんの過去の著書や、「おおぶね」の投資哲学と一貫しています。

私なりにまとめました。

・株式投資とは売り買いではなく、企業の「オーナー」になること

・価値を増大し続ける企業への長期投資が大きな成果をもたらす

・構造的に強靭な企業(高い付加価値、参入障壁、長期潮流)を見極める

・「俯瞰的」「動態的」「横断的」にビジネスモデルの本質を分析する

テキストだと硬くて難しく見えるかもしれませんが、この本では、各項目が見開き2ページで完結、フルカラーのイラストでとても見やすいです。投資未経験の方でも頭に入ってくると思います。

「そう言えばあれはどこに書いてあったっけ・・・」という時にも、目次からすぐに復習したい項目を振り返れます。深く知りたい項目があれば、本書をベースにより専門的な書籍で詳しく勉強するのもいいと思います。

 

投資は、今日始めて明日結果が出るものではなく、長く続けてこそ成果につながります。また、リターンが約束されているものではなく、元本割れも普通に起こります。

日経平均が7万円を付け、毎日物価高のニュースばかりだと「早く投資を始めなきゃ」と焦ってしまう方もいるでしょうが、一旦深呼吸して、ぜひこちらの本を読んでみてください。

真の投資とは株価の上下を当てるゲームではなく、企業に資本を託し、その企業が長い時間をかけて価値を生み出していく過程に参加することです。企業は顧客の課題を解決し、社会に新しい価値を提供することで成長します。そしてその成果として利益が生まれ、オーナーである投資家にも富がもたらされます。(「おわりに」より)

 

奥野さんと「おおぶね」の投資哲学については、こちらの記事もぜひ。