NPO法人ACEから、インドのコットンからできた「Peace India Cotton」タオルが届きました。
以前応援したReadyforのクラウドファンディングのお礼のリターンです。
ACEは、ガーナやインドで、児童労働をなくすために様々な活動をしています。
ILOの発表によると、世界の児童労働者は1億5,200万人にも上ります。児童労働は、単に子どもの人権の面だけでなく、教育、貧困、環境とあらゆる問題とつながっています。一部の途上国では、子ども、特に女子は学校に行かずに働くのが当たり前、という文化がまだあるのも大きいようです。
(今年7月、テラ・ルネッサンスのイベントで、ACEの代表・岩附由香さんが話された時の模様)
今回のクラウドファンディングは、インド南部のコットン生産地で、子どもを労働させずに学校に通わせられるよう、母親層に対して、マイクロファイナンスや収入向上プログラムを行うためのものです。5月末までに500万円以上が集まりました。
ACEでは、「ピース・インド プロジェクト」として、就学支援、女子の職業訓練などトータルなサポートをしています。
リターンで頂いたのは、過去にACEが支援し、児童労働をなくした地域で収穫されたインド綿のタオルです。児童労働フリーなだけでなく、農薬・化学肥料なしのオーガニックタオルです。今後、「Peace India Cotton」として商品化も検討されるそうです。
オーガニックやフェアトレードは、いち消費者としても関心があって、IKEUCHI ORGANICのタオルは毎日使っています。
そもそも、クラウドファンディングに参加したのも、5月に映画「トゥルー・コスト」の上映会があった際に、本プロジェクトを担当している、ACEの田柳優子さんの話を聞いたのがきっかけでした。
トゥルー・コストのテーマとなっていましたが、企業を動かし、サプライチェーンを変えられるかどうかは、結局は私たち先進国の消費者の行動次第です。児童労働の問題も、辿っていけば結局は私たちの生活に行きつきます。日々の生活の中で、タオル一枚から、少しだけ想像力を働かせることが大事だと思っています。
ACEでは、企業も巻き込んで、ガーナで児童労働フリーのカカオからフェアトレードのチョコレートも作ったりしています。コットンは、児童労働が最も深刻な作物の一つです。インドでも、取り組みが広がるよう応援しています。
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