先日取り上げた、インパクト投資に着目した大和住銀の公募投信「世界インパクト投資ファンド」。「インパクト投資」は、社会的解題の解決と経済的リターンの両立を目指す投資です。
当初ネット証券では取り扱っていませんでしたが、楽天証券に加えて、日頃使っているSBI証券でもラインナップされたので、少額ですが購入しました。
ファンドの運用哲学やポートフォリオは、前回記事で詳しく書きました。
社会課題の解決によって新たな市場を創出し成長できる企業にしっかりフォーカスしたファンドだと思います。12月末時点の投資先企業はグローバルに絞り込まれた57社です。
大和住銀のHPでは、投資先企業について分かりやすく紹介するコンテンツもありなかなかいいです。
・サファリコム
モバイル送金サービス「M-PESA」について説明されています。
ファンドレポート サファリコム(ケニア)(PDF)
・ザイレム
ESG投資の一歩先へ!『世界インパクト投資ファンド』~注目銘柄ザイレムのご紹介~(2018/1)
2016年8月の設定から1年半ですが、純資産総額は116億(2018/2/7現在)とかなり積み上がっています。
ただ、「投信まとなび」で資金流出入を見たところ、設定直後の2016年8月に40億の流入、2017年7月に18億の解約、12月に32億の流入とお金の出入りは大きいようです。
また、このファンドは、投資信託の基本から言うと、コツコツ積立投資するには向かない点も結構多いです。
特に、販売手数料は重たいです。
・ノーロードではない。(SBI証券、楽天証券でも3.24%)
・決算が年2回。(2月と8月)
・基準価額が上がる局面では分配金も大きく出す模様。(第1期:1,100円、第2期:1,000円)
運用ポリシーやポートフォリオはよさそうなのに、商品設計がイマイチなのがもったいないですが、どんな企業に投資していくのか、パフォーマンスがどうなるかは関心があります。運用内容をフォローします。
国内株式に比べると、外国株式ではいいアクティブファンドが少ないと感じます。ESG関連もその一つです。長期で投資したくなるファンドがもっと出てきてほしいところです。