セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

クラウドクレジットが「社会インパクト投資レポート」を公表

海外向けの貸付型クラウドファンディングを手掛けるクラウドクレジットが、「社会インパクト投資レポート」を公表しました。

今までに同社のファンドは10件ほど投資しています。

クラウドクレジット(ソーシャルレンディング)での投資状況まとめ

クラウドクレジットは、経済的リターンと社会的リターンを両立する「社会インパクト投資」をファンド組成におけるひとつの柱としています。私が投資しているのは主にそこが理由です。

社会的リターンは、利回りや売買益など経済的なリターンと違い、数字で測れないため、投資主体として、それをどのように評価し、計測するかが重要になります。

本レポートは、ファンドを通じた社会インパクトを、定性的・定量的に評価するものです。
第一弾として「インドネシア小水力発電支援ファンド」が取り上げられました。

当ファンドシリーズは、インドネシアでの再生可能エネルギー普及の一助とするため、小水力発電所の建設プロジェクトを融資を通じてサポートします。

具体的な社会インパクトとして次の点が挙げられています。詳しくはnoteのとおり。
・地域の電力アクセスの実現、生活水準の向上(6万9千世帯への配電)
・CO2削減(年間42,711トン)
この結果、SDGsの目標7・目標13達成への寄与を目指す、としています。

数字で説明してくれているのでイメージがわきやすいです。
より詳細な情報を知りたい面もありますが、開示可能な範囲もあるでしょうし、一般投資家にとってはこのぐらいの内容が分かりやすいかもしれません。

以前から要望していたので、まずは、社会的リターンについてきちんと評価し、説明しようという姿勢に賛同します。

なお、レポートを読んでいて、匿名化解除の件は有用だと改めて思いました。これが「A社」とか「B社」では社会的リターンと言ってもなかなか伝わってきにくいので。

【匿名化解除】「インドネシア小水力発電支援ファンド」シリーズ貸付先公開のお知らせ

今後継続的にレポートがあるようですし、他のファンドでもレポートが出たら参考にしたいと思います。