セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

クラウドクレジットのパキスタン太陽光事業者支援ファンドに投資

クラウドクレジットがリリースしたパキスタン関連の新ファンドに投資しました。パキスタン向けのファンドは同社初です。

クラウドクレジットは、途上国の未電化率の改善につながる、リニューアブルエナジー(再生可能エネルギー)分野にも力を入れていくとしており、本ファンドはその第一弾になります。

ファンドの概略です。

・パキスタン国内で、零細企業や農家に対して家庭用太陽光発電ユニットの割賦販売やレンタルを行うO社(米国の持株会社)に事業資金を融資するファンド。
※太陽光発電に対するインフラ投資ではありません。

・運用期間は25ヶ月。分配は3ヶ月ごとの元利5回払い。

・現地通貨(パキスタンルピー)建て

・期待利回り 10.3%(投資倍率1.161倍)

O社の事業は、電力事情が悪いパキスタンで、電気が使える環境を作り、低所得の農家や零細企業の自立をサポートするビジネスです。
社会的インパクト投資の一貫で少々投資してみました。

なお、想定利回りは10%を超えていますが、ファンドの説明を見るとそれなりにリスクも高い案件です。

・融資先がO社1社のみなので、事業リスクが高い。(うまくいかなければ返済遅延や元本毀損のリスクももちろんあり)

・O社は業歴が浅く、初期投資をこれから回収していく段階のため、532千USDもの債務超過状態。(ただし、今年度中に解消見込みとのこと)

・通貨がパキスタンルピー建て。(2017年末以降、対ドルで大きく下落)

運用が開始したら、返済動向は注意深くチェックする必要がありますが、途上国でのソーシャルビジネス自体いろんな困難を内包しているものだと思います。

クラウドクレジットのファンドで、アジア地域での展開は初です。応援するつもりで見ていきます。

 

クラウドクレジットで投資しているファンドのまとめ。

セキュリテで同じく再生可能エネルギーのプロジェクトに投資しています。