クラウドクレジットは、自分が唯一投資しているソーシャルレンディングプラットフォームです。
同社は、日本の個人のお金と、資金需要の高い海外の個人や事業者をつなぐことをミッションに掲げます。
数あるソーシャルレンディング事業者の中で、海外を対象としていることと、マイクロファイナンスなど社会性の高いプロジェクトが多いのが特徴です。少額から社会的インパクト投資に参加することができます。
今までに、計8本のファンドに投資し、2本が満期償還済、6本が運用中です。
クラウドクレジットは、中南米、欧州、アフリカ等の多くの国を対象にローンファンドを組成していますが、自分の場合は社会性重視ということで、過去に投資したのはペルー、メキシコ、カメルーンの3か国のみです。
満期償還済のファンド
・ペルー小口債務者支援プロジェクト19号
運用期間: 2016年5月~2017年11月
募集時期待利回り:9.5%
実績利回り:9.5%
・カメルーン中小企業支援プロジェクト5号
運用期間:2016年7月~2017年3月
募集時期待利回り:13.0%
実績利回り:22.0%
※リターンが想定をかなり上回ったのは、ユーロ高の影響です。
利回りは年率ベースです。2件ともよいリターンでした。
運用中のファンド
・カメルーン中小企業支援プロジェクト15号(為替ヘッジあり、10.8%)
・ペルー小口債務者支援プロジェクト45号(9.5%)
・カメルーン農業支援ファンド1号(9.4%)
・ペルー金融事業者支援ファンド1号(5.9%)
・ペルーマイクロファイナンス支援ファンド1号(2.5%)
・メキシコ女性起業家支援ファンド1号(7.5%)
※( )内は募集時の期待利回り
「ペルー小口債務者支援プロジェクト」のみ元利均等返済、残りは全て満期一括返済です。各ファンドの内容は末尾の関連記事もご参照。
運用中ファンドの状況はこちらで開示されています。
2018年7月末時点の期待リターンマップ|クラウドクレジット
自分が持っている中では、ペルーの小口債務者プロジェクト、カメルーンの中小企業支援プロジェクトで、当初よりリターンが下がる可能性ありです。ただ、全体的には予定に近い分配が見込めそうです。
クラウドクレジットのファンドの中には、期待利回り10%を超えるハイリターン想定のものもありますが、最終的な資金需要者(借り手)の信用リスクはなかなか読みにくいです。実際に、ファンドによっては、分配の遅延も起こっています。
なので、クラウドクレジットのファンド組成力は信頼しつつも、あるファンドの元本が全く返ってこないこともあり得る、ぐらいの保守的なスタンスで、投信などを含めた全体の資産配分とのバランスを考えながら投資しています。
金融商品である以上一定のリスクはありますが、クラウドクレジットは、銀行取引などフォーマルな金融を利用しにくい層にお金を届ける、まさに「金融包摂」に関われるソーシャルレンディングだと思います。これからも利用していきます。