セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

石見銀山生活文化研究所の鄙舎修繕をクラウドファンディング(READYFOR)で応援

8/18放送のテレビ東京「カンブリア宮殿」で、石見銀山生活文化研究所の松場大吉・松場登美夫妻が特集されました。
島根・石見銀山から日本の良き暮らしを伝える“夫婦企業”

石見銀山生活文化研究所は、島根・大森町の石見銀山に本社がある、アパレルブランド「群言堂」(ぐんげんどう)で知られる会社です。アパレル事業のほか、宿泊施設「他郷阿部家」、地域の古民家の再生などを手がけます。


(画像はReadyforサイトより転載)

以前、法政大学の坂本光司さんや鎌倉投信も執筆に参加した「21世紀をつくる人を幸せにする会社」という本で会社の存在は知っていました。同じ島根出身で同郷の鎌倉投信の鎌田社長もよく紹介されます。

21世紀をつくる 人を幸せにする会社

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現在、クラウドファンディング(Readyfor)で、97年に広島から石見銀山に移築した、築270年の茅葺き屋敷(鄙舎:ひなや)の屋根葺き替え費用を募っています。鄙舎は、会社のシンボル的な存在で、社員食堂やイベントスペースとして憩いの場になっています。番組内でも話がありましたが、茅葺きの葺き替えは、職人の手仕事で、1軒2,000万円~3,000万ほどかかるそうです。

築270年!石見銀山のふもとの鄙舎の茅葺き屋根を13年ぶりに修繕(松場登美(石見銀山生活文化研究所 所長)) - READYFOR (レディーフォー)

石見銀山はもちろん、群言堂のお店にも行ったことがなく、松場夫妻をテレビで見たのも初めてでしたが、古き良き日本のものを大切に受け継いでいこうとする取り組みに共感しましたし、素朴に「こういう会社が残っていってほしいな」と感じました。

番組の中で、松場夫妻が、都会の効率性重視の消費主義社会を『捨てる文化』、田舎は『拾う文化』と言っていました。かといって、新しいモノや便利な暮らしを必ずしも全否定するわけではなく、自分たちは捨てられそうなもの、技術を拾って命を吹き込む、それを都会の人にも感じてほしい、という謙虚な姿勢が伝わってきました。

ということで、少々応援しました。クラウドファンディングは、1,000万円目標で10月31日までやっています。
リターンには、西荻窪にある群言堂のお店(Re:gendo)のランチチケットも含まれています。石見銀山にも行ってみたくなりました。