セルフ・リライアンスという生き方

自分も社会も豊かにできるお金の使い方について。日々の投資や寄付の記録を綴ります。

鎌倉投信とサイボウズのIRオープン面談

サイボウズが、投資家である鎌倉投信とのIR面談を公開収録するという試みをしました。

先日アーカイブで視聴しました。鎌倉投信が、投資先企業と日頃どのような対話を行っているか垣間見えて、とても面白かったです。

サイボウズから青野社長、執行役員林さん、鎌倉投信から鎌田社長、資産運用部長の五十嵐さんが参加。

ログミーさんが全文書き起こしを上げてくれています。

サイボウズのキーワードは「チームワーク」です。
「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念のもと、チームワークを高めるグループウェアなどの製品を、パートナー企業とチームとなって顧客に提供しています。社内では、社員の働き方の多様化を進め、チームのパフォーマンスを高めています。

創業時から今までを振り返る対話を通して、「チームワーク」がどのように組織に浸透していったのかよく分かりました。ガバナンス、組織論、働き方改革、人材育成、広告宣伝投資、ROEなど数字の見方に渡るまで、幅広い話題が出ました。

約1時間でしたが、鎌田さんと五十嵐さんの問いかけによって、サイボウズの価値の本質的な部分が見えてきたのはさすがと思いました。受益者総会などでもそういう場面は多いですが、ひとつひとつの会社をこれだけ深く見てもらっていれば受益者として安心です。

また、鎌田さんが「勉強させて頂きたいのですが、」と尋ねていたように、投資家でありながら投資先に学ぶという企業への敬意が随所に感じられました。大切な姿勢と思います。こうした丁寧な対話の積み重ねが、投資先との信頼関係を醸成すると同時に、運用会社としての「知」の蓄積になっているのだと感じます。

青野さんの話は全て興味深かったですが、最後の「弱さが強み」という話は印象的でした。
サイボウズの競合は、マイクロソフト、セールスフォース、グーグルといった巨人です。小さいサイボウズだからこそ、多様なパートナーと手を組み、自社の足りない部分を補ってもらいながら、チームワークで顧客に価値を提供していく、という話は腑に落ちました。サイボウズはWindowsを目指すのではなくLinuxでありたい、という喩えは分かりやすかったです。

機会があれば、他の投資先企業とも同様の企画をして頂けると有難いですね。とても勉強になりました。