セルフ・リライアンスという生き方

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鎌倉投信・結い2101サマリー(2019年6月末)

鎌倉投信の「結い2101」の2019年6月末時点のまとめです。

データは、月次レポート「結いだより」、外部データ(モーニングスター、Yahooファイナンス)に基づきます。

【前回記事】鎌倉投信・結い2101サマリー(2019年3月末)

基準価額推移

過去3年、過去1年の基準価額(分配金込み)の推移です。
各期首=100として指数化、TOPIX配当込(eMAXIS TOPIXインデックス)と比較。

【過去3年】
結い2101 +19.3%、eMAXIS TOPIX +31.2%です。
結い2101は、ファンド内に現金が4割ほどあり、上昇も下落も緩やかなのが特徴です。

リターンだけ見ると、結いのパフォーマンスが悪く見えますが、6月末時点のシャープレシオ(3年)を見ると、TOPIXを上回っています。ここがポイント。

シャープレシオ(3年) 
結い2101:0.81  eMAXIS TOPIX:0.73

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【過去1年】
結い2101 ▲6.2%、eMAXIS TOPIX ▲8.6%です。
相場下落時にはマーケットよりも底堅い動きになります。

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純資産総額

2019年6月末現在で380.54億円。
ここ1年ぐらいは株価が下がりぎみのためファンド規模は横ばいです。

4月に10億円程度の流出超過となっており、久しぶりにまとまった解約があった?ようです。

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口座開設者数

口座開設者数と、定期定額購入(積立)の顧客数の推移です。
2万人までもう一歩です。約55%の人が積み立てをしています。

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株式/現金比率

過去1年のファンドの株式・現金比率です。現金比率は約4割に保たれています。

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投資先企業数

結い2101の組入企業数です。
6月末現在、上場59社、非上場6社の計65社で、3月末から変わっていません。
組入比率が開示基準に達していないため非公表が1社あります。

6月末時点の組入比率上位は、瑞光、ユニオンツール、第一稀元素化学、堀場製作所・・・となっています(各社1.1%~1.2%)。ただし、結い2101は等金額ポートフォリオが基本なので、株価の関係でたまたまこれらの会社が上位にきているだけです。

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共通KPIと自主KPIの公表 

5月末に、金融庁の「顧客本位の業務運営に関する原則」に基づいて、「社会の持続的発展に向けた取組方針」についての対応状況と、共通KPI・鎌倉投信独自に定めた自主KPI(成果指標)が公表されました。

成果を示す「自主KPI」では、「投資継続率(5 年)」と「積立投資利用率」という指標が採用されています。3月末現在、5年投資継続率は71.6%、積立投資利用率は56.1%です。
これらの数字は、顧客のファンドへの愛着や運用会社への信頼を表すものと言えるので、できるだけ高めていくのが目標です。

なお、「社会の持続的発展に向けた取組方針」の中に、鎌倉投信の考え方がまとまった文章がありました。運用会社の存在意義は、社会全体の持続的発展を投資を通じて実現することとあります。つまり、ファンドの投資家である私たちが儲かればそれでいい、というものではないということです。この考え方はとても大事だと思います。

金融の本来の役割は、信頼できる決済機能と投融資を通じた富の最適分配によって「持続的社会を創造すること」にあります。したがって、金融事業者にとって「顧客」とは、預金者や融資先、投資家や保険契約者に留まらず「社会そのもの」といえます。また資産運用者にとっては、投資を通じて「より善い社会をつくる」、すなわち社会の持続的発展に資する運用を目指すことこそが、最終的に真の「顧客本位」につながると考えます。

 9月21日には10回目を迎える受益者総会が京都国際会館で開催されます。
ユーグレナの出雲さん、すららネットの湯野川さん、マザーハウスの山口さんなどが登壇されます。私も現地参加予定です。