セルフ・リライアンスという生き方

投資信託を中心にいい会社、いい事業にコツコツ長期投資。 社会とつながるソーシャルな投資や寄付も実践中。

おおぶねオンラインミーティング(農林中金バリューインベストメンツ・SBI証券)

GW中の4/30に、SBI証券さん企画で、「長期厳選投資 おおぶね」「おおぶねJAPAN」「おおぶねグローバル」の受益者向けのzoomオンラインミーティングがありました。
NVIC(農林中金バリューインベストメンツ)から、運用責任者の奥野一成さんはじめメンバーの方々も参加されました。

なかなか対面のイベントができない状況下で、かっちりした運用報告会ではなく、オンラインでも気軽にコミュニケーションしましょう、という趣旨の会でした。

奥野さんの話をひさびさに(と言っても半年ちょっとぶりですが、コロナショック後は初めて)お聞きしたのでメモしておきます。時期が時期なだけに、コロナの話題がメインになりました。

・コロナショックも、過去に経験してきたリーマンショック、ユーロショック・・・と同じ「危機」のひとつと受け止めている。決して問題を軽視するものではないが、「危機」は危険であると同時に機会でもある。「恐怖」に陥ってはいけない。

・メディアは恐怖を煽るのが仕事。データを客観的にみて冷静に判断すること。
⇒ 「ファクトフルネス」的に独自に集計した各国の感染状況、致死率の比較、病床数の違いに基づく仮説が示されました。金融業界でコロナウイルスについてあのレベルで分析している方は少ないと思います。

※私の知っている中では、現在SBI証券、もともとバークレイズやみずほにいた北野一さんは考察のレベルが群を抜いています。SBI証券ユーザーの方は会員向けレポートをご覧ください。

・(質問)NVICの掲げる「構造的に強い会社」はコロナによって変わるのか? 
⇒ 強靭な企業が持っている圧倒的な競争優位性や、本当に必要な商品・サービスはコロナの影響をほぼ受けない。だから基本的には変わらない。もともと、NVICはコロナがあるないにかかわらず、「世の中になくてはならない会社」しか買っていない。だから株価が下がった今はチャンスでもある。

・もちろんコロナによって変わるものもあるし、新たに生まれるビジネスもあるだろうが、それに食いつく、という運用ではない。

・今のような「危機」の局面で、どのように企業を分析したかという経験が運用者の強さにつながる。過去にたくさんのショックを経験できているのは当社の強み。

・投資先企業とはオンライン、電話会議などできちんとコミュニケーションは取れている。

・コロナを契機に、世界の成長のスピードが鈍化することだけは間違いない。もしかしたらマイナスになるかも。全体が成長している局面では、大きく成長する企業とそこそこ成長する企業だけだったが、これからは、勝つ企業と負ける企業がはっきりしてくる。ダメな会社は市場から退出することになるだろう。

 

そのほか、チャットに答えながら、新規設定された「おおぶねJAPAN」「おおぶねグローバル」の話、奥野さんが単著で初めて書かれた新刊(5月下旬に発売予定)の話など、ざっくばらんに盛り上がりました。

あらゆる分野の専門家が口々に「コロナによって世界は変わる」「アフターコロナの世界は?」と語る中、「自分たちの運用は本質的には何も変わらない」と言い切る奥野さんに、さすがNVIC、と思った次第です。
でも、本来、どんなショックや環境変化があっても、社会に必要とされ続ける会社に投資するのが長期投資なんですよね。

実は、このミーティングの3日後には、NVICさん主催のクローズドなブロガーオンライン飲み会があり、そちらも参加させてもらいました。
個人投資家とたくさんのコミュニケーションの機会を取って頂いて、感謝しています。

 

ちなみに、奥野さんも引き合いに出した「ファクトフルネス」は、自分も最近読んで、投資や仕事だけでなく、日々の生活やメディアとの付き合い方の面でもたくさんの示唆をもらいました。知らないうちに植え付けられた先入観や思い込みを排除して、世の中の事象をできるだけ客観的に把握し、理解するための心構えがたくさん書かれています。
読んでない方にはぜひおススメします。