セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

楽天証券のiDeCoラインナップから「セゾン資産形成の達人ファンド」が除外対象に

楽天証券から、悲しいお知らせがありました。

セゾン投信の「セゾン資産形成の達人ファンド」を、iDeCoの運用商品から除外する、との通知です。

「セゾン資産形成の達人ファンド」含めた9ファンドが除外対象に

現在、楽天証券のiDeCoには36本の投信と定期預金が対象ですが、うち、以下9商品が除外対象とされています。

・セゾン資産形成の達人ファンド
・iTrust 世界株式
・MHAM日本成長株ファンド<DC年金>
・iTrust 日本株式
・フィデリティ・日本成長株・ファンド
・明治安田DC日本債券オープン
・投資のソムリエ<DC年金>
・三菱UFJ DCバランス・イノベーション
・三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型)

私の個人ポートフォリオの中で、「達人ファンド」はメインのファンドになっているので結構影響が大きいです。

そもそも、楽天証券のiDeCoを使い始めたのも、達人ファンドの取り扱いがあったからといっても過言ではないです。

(2017年の記事)

個人型確定拠出年金の運営管理機関を琉球銀行から楽天証券に変更します

「達人ファンド」除外の理由

除外の理由は、「同分類で除外ファンド選定時のパフォーマンスが基準を下回ったため」とのこと。基準について説明がないため詳細不明ですが、一定期間でみたリターンあるいはシャープレシオ等が同分類(国内外株式)の中で悪かったため、と推測します。

これに対して、セゾン投信からもコメントが出ています。楽天証券に異議申し立てを行ったが、納得いく説明はなかったとのこと。

運営管理機関の判断で外されるのを想定しなかったのが悪い、と言われればそれまでですが、もし除外するなら、「こういう基準に合致した場合には除外対象とします」と、加入者に対してあらかじめ具体的な除外基準を開示してほしいものです。

そうでないと、特にアクティブファンドの場合、よいと思って積み立て続けるつもりのファンドがいつ除外されるか分かりません。

対象加入者の3分の1以上の不同意で除外は回避

なお、まだ除外が決定したわけではありません。

「除外には購入指図をしている加入者の3分の2以上の同意が必要」とされており、3分の1以上が「同意しない」意思を示せば、除外は回避されます。

私も早速、「同意しない」旨の回答書を提出しました。(上記の楽天証券のお知らせページのリンク先から提出できます)

納得いかない受益者の方は、6月末までに回答書を提出しましょう。

※もし除外されても、新規の買い付けができなくなるだけで、今までに積み立てた分が強制的に現金化されるわけではなく、継続して保有できますし、スイッチングも可能です。