老舗の商業専門誌「商業界」の7月号で、中小企業の資金調達としてのクラウドファンディング活用についての特集記事が載っています。
その中で、セキュリテのファンドで応援した、とろサバ料理専門店「SABAR」の運営会社「鯖や」さんの事例が紹介されており、実際にクラウドファンディングで出資した支援者の声として、私のインタビューを掲載いただきました。
商業界 2019年7月号|創業70年・小売流通業専門の出版社 商業界
「鯖や」は、投資型(ミュージックセキュリティーズ、ファンディーノ)と、購入型(Makuake)のクラウドファンディング両方の活用に加えて、既存の金融機関の融資とも組み合わせて多様な資金調達を行ってきました。2013年からの累計の調達額は1億円以上にのぼり、まさにクラウドファンディング活用のモデルケースです。資金の使途も、新店出店から新規事業の立ち上げまで多岐にわたります。
私自身が最近鯖やに投資したプロジェクトです。
セキュリテでの小浜市と連携した鯖街道プロジェクトへの出資のほか、株式投資型のファンディーノで子会社(クラウド漁業)の株式を保有しています。
投資した理由は、なんと言ってもSABARのとろサバが美味しかったのと、同社の漁業再生や地域活性化への思い、そして、本当に美味しいサバを全国の消費者に届けたい、という姿勢に共感したからです。もちろん、投資型なので相応のリスクはあることを理解して出資しています。
もしミュージックセキュリティーズのプロジェクトがなかったら、今でもSABARを知らなかったでしょう。地域の中小企業が、消費者とつながり、ファンコミュニティをつくるきっかけになるクラウドファンディングの役割の大きさを体験として実感しています。
鯖やの右田社長のコメント。その通りだと思います。
「これからのクラウドファンディングは資金調達だけでなく、社会的な課題を皆で解決する手段になるのではと思います。」
クラウドファンディングでお金を出す側の人だけでなく、小売業や飲食店を経営している方、B to C関係の方々にもお役立ちの特集です。ご覧ください。
商業界 (2019-06-01)