セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

セゾン投信・第16期運用報告会

3年振りにセゾン投信の運用報告会が会場開催されました。
積立てている「セゾン資産形成の達人ファンド」の報告を聞きに行ってきました。

東京以外は未開催なので詳細は書きませんが、「変えないこと」の大切さを感じた報告会でした。

パフォーマンスを見ると、達人ファンドは、15期、16期と続けて参考指数(MSCI ACWI配当込、円ベース)に大きく劣後しました。
15期 +23.3% (参考指数 +30.9%)
16期 ▲2.9% (参考指数 +2.2%)

特に16期は、新規に組み入れたフォントベルのファンド以外全てがマイナスリターンで、なかなか厳しい結果でした。

この理由は、金利上昇によるPER低下→グロース株の全面安が一番の要因です。ポートフォリオマネージャーの瀬下さんから、詳細な説明があり、自分としては十分に納得感がありました。

投資先ファンドが組み入れている企業の業績、EPSは堅調であり、金利が落ち着けば正しい株価が付いていくこと、したがって今後も投資スタンスは変えることなく、持続的に利益を積み上げていける強い企業を厳選し、割安な価格で買い、長期で投資するファンドを選んでいくこと、について重ねて説明がありました。

中野さんからも、例えばエネルギーや銀行セクターが上がったら、短期的なリターンを求めてそっちに付いていくことは絶対にしない、マーケットに流されず、長期的に価値が高まる企業に投資することが大きな果実につながる、との話がありました。
全く異論ありません。

※達人ファンドの名誉のため、設定来約16年では、参考指数を未だ上回っています。

アドバイザーの房前さんは、「ファンド選びで大切なこと」を3つ挙げました。
まさにこの1.と2.が「Yes」なので達人ファンドには今後も積立を続けていきます。3.は人それぞれですが私は「Yes」です。この3つはインデックス、アクティブ関わらず大事ですね。

  1. そのファンドが何をやりたいのか明確に分かるかどうか
  2. 約束したことを守っているかどうか
  3. その結果に満足できるかどうか

 

(追記)達人ファンドに新たに組み入れられたフォントベルのエマージングファンドについて、帰りがけに瀬下さんに質問しました。データを駆使した高度なスクリーニングに強みがあるそうですが、システムで機械的に企業を選んでいるわけではなく、人の目でしっかり調査もしていることが確認できたので投資を開始したとのことです。