セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

セゾン投信のブロガーズミーティング2017に参加しました

セゾン投信のブロガーズミーティングに、初めて参加しました。
投信ブロガーを招いての運用会社との意見交換の場で、クリスマスの恒例行事になっています。

今年は4名が参加。「いつか子どもに伝えたいお金の話」の虫とり小僧さんを除き、今回紹介頂いたrennyさんエルさん、そして私と、インデックス派ではないブロガー多数という珍しいメンツでした。

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私のセゾン投信歴は比較的浅いですが、個人ポートフォリオの中では「セゾン資産形成の達人ファンド」が最も大きな割合(約3割)を占める主力です。

(参考)運用記録(2017年11月)

今回の議論のテーマは旬の「つみたてNISA」。

長期積立投資の大切さを訴え続けてきたセゾン投信。
つみたてNISAの開始をまさに「時代が追い付いてきた」と受け止めています。中野さんの話からも、これを機に運用会社としてさらに大きく成長するぞ、という確固たる決意を感じました。

その一つの現れが、地銀3社(横浜銀行、足利銀行、ふくおかFG)のつみたてNISAでのセゾン投信2ファンドの取り扱い開始です。
積立投資が前提であっても、販売会社にすり寄ることは一切せず、経営トップまで含めた各社の本気度や、価値観を共有できるかをじっくり吟味してこの3社を選びました。真の長期積立投資を普及させるパートナーとして、今後各行のセミナーなどでタイアップしていく意向です。

※セゾン投信のお眼鏡にかなわずふるい落とされた金融機関も相当あるようです。この辺の頑固一徹さはさすがです。

(参考)つみたてNISA取扱いスタートのお知らせ(セゾン投信リリース、PDF)

 

つみたてNISAについて、セゾン投信からブロガーへの問いは2つ。

アクティブ投信として登録した2ファンドをどうアピールするか?
投資家としてつみたてNISAをどう受け止めているか?

つみたてNISAに関しては、既存NISAとの併存が非常に分かりにくいことや、対象商品の基準の細かさの割には似たようなインデックスファンドが乱立していることなど、これから投資を始める人の立場に立っているとは思えない点が多く、個人的には懐疑的です。以前も書きました。

ただ、もう制度が実際に始まる以上、つみたてNISAにある意味社運をかけて臨んでいるセゾン投信の取り組みは応援したいです。

実際に保有している立場で言うと、「セゾン資産形成の達人ファンド」は、グローバル分散投資と、企業の本源的価値への長期・厳選投資という運用の王道を高いレベルで両立している稀有なファンドです。実績も十分です。

つみたてNISA対象の中では、アクティブ自体が少なく目立つ上、本来の投資のあり方を伝えられる商品なので、積極的にPRしてはとお伝えしました。

ちなみに、もう一方のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(SVGBF)も、つみたてNISAの商品区分上はアクティブファンド(=「指定インデックス型投資信託」以外)の扱いとなっています。

(参考)つみたてNISAの対象商品 : 金融庁

この点について、参加者のお一人から、SVGBFは実質パッシブなのに「アクティブ」を強調すると誤解を招くのでは?との意見が出ました。(確かに「アクティブ」という言葉に対する一部の人たちのアレルギーは強そうです)

実際のところは、金融庁的には指定インデックス型で受け付けるつもりだったようですが、他社との違い、稀少性を打ち出すためあえてアクティブで届け出たそうです。この辺もセゾン投信らしいです。

ほかにもいろいろありましたが、どこまで書いてOKか分からないのでこの程度に。

セゾン投信のように、受益者の声に真摯に耳を傾けてくれる運用会社は本当に大切な存在です。つみたてNISAも機に、次なる成長ステージへのステップアップをお祈りします。

引き続き「達人ファンド」をコアに据えて、直販とiDeCoでお付合いしていきます。

(追記)
プレゼントに、中野さんの新著「はじめての人が投資信託で成功するたった1つの方法」を頂きました。
つみたてNISAや、長期・積立・国際分散投資の基礎を、かみ砕いてとにかく分かりやすく伝えてくれている本です。初心者の方に特におススメします。

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中野晴啓
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