9/13に、渋谷で開かれたNPO法人soarの活動説明会に参加しました。
つい最近サポーターになったので、soarのことをより詳しく知るためです。
今回は、soar編集部のみなさんが参加しての特別バージョンでした。
初めに、代表の工藤瑞穂さんから、soar設立までの自身の歩みと、soarへの思いを話して頂きました。
日本赤十字に入り、震災後は東北でダンスや音楽を通じた支援もされていた工藤さん。転機となったのは、北海道の浦河町にある、精神疾患を抱えた人たちの活動拠点「べてるの家」との出会いだったそうです。
べてるの家、について。Syncableさんでの紹介です。引用させて頂きます。
34歳の誕生日。べてるの家をsoarで取材して、みなさんに届けたい/工藤瑞穂 バースデードネーション
「弱さ」でひととつながることができて、逆にそれが強さや生きる力になっていくというべてるの考え方は、社会にとってとても大事なことだと私は思うのです。
どんな困難に出会ったとしても、人を支えてくれる”何か”は、もうこの世界のいろんなところに散らばっている。それを集めて、届けよう。きっとそれができたら、社会はもっと幸せになる。
障害や病気、貧困などの困難に直面した時、サポートする人とつながったり、ポジティブな情報を知ることができないと、人はより辛い状況になってしまいます。
困難を抱える人と、支える人や情報をつなぐ媒介者の役割を担う、という気持ちがsoarをつくるベースになったそうです。
後半は、soar編集部のみなさんから、実際の取材や記事づくりについてのお話。
soarでは、障害、難病、高齢者、LGBT、外国人、ホームレス・・・という社会的マイノリティーに光を当て、様々な取り組みを通じてそれらの課題をポジティブな可能性に変えている人たちの人生を紹介しています。
困難や課題だけではなく、希望につながる「回復」のストーリーを描くことを心がけているそうです。soarの記事は、この「ネガティブ」が「ポジティブ」に変わる瞬間が伝わるのが、当事者でなくても共感できるポイントだと思います。
「大切な友達を紹介する気持ち」で記事をつくっているというお話は印象的でした。こちらの筋書きありきではなく、相手との「関係性」を大事に、相手に寄りそった「対話」を大切にしているから、読み手に伝わるメッセージが引き出せるんですね。
そして、当事者との丁寧な関係性を大事にする、読み手に本当に伝わる記事を生み出し続けられるのは、やっぱりsoarが広告ではなく寄付で運営されているからだと思います。読み手の共感が支えるメディアの素晴らしさを感じました。
最後は、感想シェアタイム。
障害や病気=マイナス方向の情報が氾濫する中で、「soarに出会って前向きなパワーをもらった」という当事者の方もたくさん参加されていました。結局「みんなsoarのファンですよね」っていうsoar好きトークで盛り上がりました。
いろんなNPOの集まりに参加していますが、こんなにやさしい、あたたかい雰囲気の説明会は初めてでした。また参加させてください。
soarでは現在サポーター絶賛募集中です。お仲間にぜひ!