セルフ・リライアンスという生き方

投資信託を中心にいい会社、いい事業にコツコツ長期投資。 社会とつながるソーシャルな投資や寄付も実践中。

soarの「Human library&Book market」に行ってきました

8月にマンスリーサポーターになった、NPO法人soarのイベントに行ってきました。

soarで過去に紹介された8人のゲストと直接お話したり、ゲストさんおススメの本も買えるという「Human library&Book market」。 Human libraryとは、人の人生を本に見立てて、いろいろな人生のストーリーを読むように味わおう、というもの。世界各国で開催されています。

登壇された8人の方々。

・菊川 恵さん(認定NPO法人フローレンス)
"生きづらさ"もちゃんと見つめたい。だって私の大切なアイデンティティのひとつだから。親との関係に苦悩した子供時代を経て、菊川恵さんが気づいたこと

・徳瑠里香さん(ライター・編集者)
生理と排卵のない原発性無月経を経て、母になった。徳瑠里香さん

・岩本友規さん(発達障害の「生き方」研究所 | Hライフラボ)
大人の発達障害に苦しむ人をサポートしたい。岩本友規さん

・草刈良允さん(リクルートライフスタイル)
統合失調症を経て、自分らしい働き方を見つけることができた。周囲と助け合いながら仕事を続ける草刈良允さん

・角田真住さん(合同会社Armonia)
髪を失っても、おしゃれを楽しみたい。多発性脱毛症をきっかけに肌に優しいシルクでヘッドスカーフをつくる角田真住さん

・岡田太陽さん(臨床心理士)
心の不調を感じたら、気軽にカウンセリングルームを訪ねて

・金澤裕香さん(CARE LAND)
「娘の存在を愛するのに理由なんていらなかった」私が葛藤を乗りこえて娘の重い障害を受け入れるまで

・ますぶちみなこさん(イラストレーター)
躁うつを繰り返す双極性障害Ⅱ型とともに生きるますぶちみなこさん。仕事や日常生活での工夫を紹介

みなさんの自己紹介のあと、詳しく聞きたいと思った方2人と、少人数グループになって直接対話するセッションが25分ずつありました。
私は徳瑠里香さん、角田真住さんのお話を聞きました。

 

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徳瑠里香さんは、原因不明の原発性無月経という困難を持ちながら、不妊治療の大変さも乗り越え30歳のときに奇跡ともいえる出産。ライターとしてハフポストなどいろんな媒体で書かれています。 

産んでも、産まなくても、子育てをしたいと思ったら、特別養子縁組や里親という選択肢もある。産んでも、産まなくても、女性の人生はそれぞれにそれぞれの価値がある。選べなかったことを受け入れて、そこからまた自分で選ぶこともできる。(soarコラムより)

産む、産まない、どちらの人生も尊重しあえる社会にどうすればできる? 
子どもって親だけじゃなくそもそも社会、地域で育てるものだよね。
などなど、短い時間でしたが、グループ内で意見交換しました。こういう話を、世代問わずいろんな場所でできたらいいなと思いました。

ご主人がめちゃ忙しいそうで(チームラボの方でした)、育児の大変さも話題に。イベントは1歳の娘さんも一緒でした。可愛かったです。

 

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角田真住さんは、多発性脱毛症という髪の毛が抜けてしまう病気の体験をきっかけに、抗がん剤治療や同じ脱毛症で髪を失った人向けのシルクのヘッドスカーフをつくるビジネスを起業。自分の人生だけでなく、ほかの多くの人たちの人生も前向きに変えています。

悲しい、悔しい気持ちから、全く反対の、楽しく嬉しい気持ちにしてくれたスカーフ。
私と同じように脱毛症に悩む女性にも、この喜びを伝えたい!
そう思ったとき、私にとって脱毛症はコンプレックスではなく、強みとなったのです。(ヘッドスカーフLINOLEAサイトより)

「社会は実はマイノリティーをもっと理解したい、受け入れたいと思っているはず。壁をつくっているのは実は当事者の方かもしれない。」という言葉が印象的でした。

角田さんは伊勢崎ご出身。群馬の名産シルクを使ったビジネスでもあります。隣の前橋が地元なので勝手に共感を持ちました。地元の素材を活かしながら人の人生を輝かせる仕事。またお話聞いてみたいです。

 

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今回のイベントは、ゲストのおすすめ本を紹介するBook Market付きでした。
soar代表の工藤さん紹介の「ゆっくり、いそげ」や草刈さん紹介の「裸でも生きる」など知っている名著もありつつ、小説からドキュメンタリーまで、意外な本もたくさんありました。転機になる本、自分は何だったかなと考え直しています。

Human library、とてもいいですね。直接お話しを聞くと、ゲストの思いがより深みをもって伝わってきます。参加者だけでなく、ゲストの方々にとっても、きっと新しい気づきや出会いの場になっていて、双方向なのが素敵です。蔵書の多様さが図書館の価値であるように、人生の多様さが社会の価値だと考えさせてくれます。

soarのイベント参加は2回目でしたが、今回は定員70人満席で、あたたかさを上回る熱い場でした。soarのマンスリーサポーターも500人を超えたそうです!