鎌倉投信の運用責任者・新井和宏さんと、環境ジャーナリストで翻訳家の、エダヒロさんこと、枝廣淳子さんの対談記事です。
新井和宏さんインタビュー|幸せ経済社会研究所
なんでしょう、Webなのに、目の前で二人の話を聞いているような感覚になりました。
ネットの記事で感動したのは久々です。
==== 新井さんの言葉より。
『投資信託というのは「お金で預かってお金をお返しする」商品です。でも、私たちは「お金で預かって幸せで返す」と決めたんです。』
こんなことを言うのは確かに鎌倉投信だけかもしれません。
でも、これはとても本質的だと思います。
人はみんな幸せになりたいと思っています。そして、お金は生きていく上で必ず必要です。でも、お金がいくらあってもそれだけでは幸せになれません。
だからこそ、鎌倉投信は、お客様からお金を預かる運用会社として、「資産形成」とともに、「社会形成」と「こころの形成」を掲げました。
お客を幸せにすることが企業の役割だとすれば、鎌倉投信の理念は「宗教」でも「ヘンタイ」でもなんでもなく、とても真っ当だし、理にかなっています。
もちろん、社会の役に立つことや、心の豊さを育むことは、投資を通じてでなくてもできるし、投資は純粋にお金を増やすことだけを考えればいいという考え方がメジャーでしょう。99.99%はそうかもしれません。全ての人が投資をすべき、とも思いません。
ただ、会社とそこで働く人たちの活動をお金の面で支える「投資」だからこそ、社会にインパクトを与え、社会のさまざまな課題を解決していける力を持っているのも事実です。
実際に、私も受益者として、鎌倉投信の投資先企業が社会を変えつつある状況をたくさん見てきました。
そして、それは鎌倉投信のように、短期的な利益を求めず、永続的に企業に伴走し続ける資金の出し手(そしてそれを支える受益者)でなければできません。
なので、鎌倉投信の考え方は、社会に必要とされているし、これからさらに多くの人に支持されるでしょう。
記事にもある通り、さまざまなレベルで鎌倉投信と同じようなベクトルのお金の流れが出てきています。
枝廣さんは、環境やサステナビリティの専門家、というイメージだったのですが、「幸せ」×「経済」×「社会」という考え方は鎌倉投信と似ていて、話がとてもかみ合っていますね。通りいっぺんではなく、とても深い記事になっています。
投資はあまり分からない、という方に、ぜひ読んでいただきたいです。