12月21日発行の日経マネー最新号で、昨年に続き「1億人の投信大賞」が発表されました。
個人が自由に売買できる公募投信約4,800本の中から、現役世代の長期投資に適した59本、さらに資産クラスごとの部門賞、大賞を選んだアワードです。別冊付録で気合いが入っています。
選定メンバーは、「投資信託事情」編集長の島田知保さん、ファイナンシャルジャーナリストの竹川美奈子さん、パワーソリューションズ取締役の高橋忠郎さんの3名。
選定方法は、運用期間3年以上、純資産30億円以上、分配金年2回まで、資金流入の安定度などの基準で、59本に絞り込んだのち、定量的なパフォーマンスに基づいてランキングしています。
ネットで未公表なので具体名は載せませんが、大賞は、日興アセットマネジメントが運用する国内株式クラスの某アクティブファンドでした。2001年設定の成長株組み入れファンドで、信託報酬も0.8%台と比較的低めです。
※このファンド、興味あるので販売会社のHPで探したのですが見つけられませんでした。確定拠出年金やラップ口座専用ファンドは除かれているはずなのですが。。
インデックスファンド、アクティブファンド、という区分けでいくと、59本のうちインデックスが32本、アクティブが27本、9つの部門賞+大賞では、インデックスが6本、アクティブが4本でした。
「投資信託は多すぎて選べない」という人にとっても、商品選びの際に役立つランキングです。 具体的な個別のファンドだけではなく、どのように選んでいるのかという基準は参考になります。特に、選定基準に入っている「資金流入の安定度」(ただ一方的に資金が入ってくるだけでなく、出入りのブレも少ない)は大事かと思います。
資産配分が決まった後の商品選びは、個人的には、この「1億人の投信大賞」と、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」で上位にランクインしているものから選んでおけば、大ハズレはないのかな、と思います。