セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

SBI証券の「SBIプレミアムチョイス」に期待すること

SBI証券が、長期的な資産形成におすすめのアクティブファンドをセレクトし、「SBIプレミアムチョイス」として専用サイトで紹介する取り組みを始めました。

(リリース)「SBIプレミアムチョイス」および「投信お引越しプログラム」開始のお知らせ~SBI証券厳選のアクティブファンドで長期投資!保有残高に応じたポイント付与率も移管費用もお得に!~

選定の基準は2つです。

1.「実績や規模が十分」「資産形成向き」であること
2.質の高い情報開示を行っていること

「実績や規模」は運用年数や純資産総額、「資産形成向き」はノーロード、信託報酬がリーズナブル、毎月分配型ではないこと?などかと推定しますが、非開示なので分かりません。

2.は、「5つのP」の観点で継続的にしっかり開示を行っていること、だそうです。

選ばれたのは、国内株式4本、米国株式3本、全世界株式4本、計11本のファンドです。

(特設サイト)SBIプレミアムチョイス

運用方針や投資対象は様々ですが、一貫した運用哲学のもと、中長期目線で企業を選別して投資するいいアクティブファンドが揃っていると思います。私の保有投信では、「コモンズ30ファンド」、「ひふみプラス」(私はレオス直販のひふみ投信)、「長期厳選投資おおぶね」が入っていました。

インデックスファンド偏重の風潮の中で、ネット証券最大手のSBI証券が、「いいアクティブファンド」を積極的にPRするのは、アクティブ運用に対する正しい理解の普及と投信業界の健全な成長のためにいいことだと思います。

その上で、感じたこと、要望をいくつか。

・選定基準はオープンにした方がよい
「定量的にスクリーニング」とあるものの、サイトでは開示されていないようでした。販売戦略上のオトナの事情ではなく、一定の基準で選んでいることが分かるように、選定基準は顧客にも分かるようにした方がいいと思いました。

・真に「継続的で充実した開示」を販社として働きかけてほしい
11本のファンドの中には、月次レポートなどが「充実している」とは言えないものもあります。アクティブファンドは、結果としてのパフォーマンスはもちろんですが、受益者とのコミュニケーションが肝だと思います。「ファンドマネージャーからのメッセージやファンドに関するタイムリーな情報を配信する」とありますが、SBI証券には、例えば「おおぶね」の月次配信のような、運用会社の密度の濃い発信を促すような役割を期待したいです。

細かいところでは、アクティブシェアの開示を求めるなど、単なるファンドの宣伝の延長ではない一歩進んだ発信やレポートの高度化を求めることも可能ではないでしょうか。以前もSBI証券で開催していましたが、ファンドマネージャーの生の声を聴く勉強会などもいいですね。

なお、対象ファンドを保有すると「投信マイレージ」(SBIのポイント)が増えるオマケもついてきます。せっかくこのような取り組みをするなら、ぜひ一時的な販促施策ではなく、いい会社を選び抜き、価値の成長に投資するアクティブファンドの本質が若い人達にも伝わるものにして頂きたいですね。私も、何となくしか知らないファンドもあるので、これを機会にインプットします。