先日、日本財団CANPANさん主催のこんな会に参加しました。
寄付をしたことのある人同士で、お互いの寄付体験について共有し、寄付への思いや寄付によって得られた価値を語り合う場です。
特に、NPOによるプレゼンも、ゲストによるトークもありません。
ただただ、寄付者が寄付について語り合うサロンです。
今年の初めから、月イチベースで開かれている少人数の会です。条件は、ここ1年の間にNPOなどに寄付をしたことがある人、というだけ。真面目なセミナーとかではなく、寄付したことがある人同士のちょっとした気軽な飲み会です。
会場は東北の食材を味わえる赤坂の「東北酒場 トレジオンポート」。
参加者は幹事の山田泰久さん(日本財団CANPAN)含めて5名でした。
寄付に対する考え方や、寄付への関わり方は皆さん様々ですが、「寄付している人」という共通点があるので、初対面とは思えないぐらいとても盛り上がりました。
他の人の意見や価値観を知ることで、自分の寄付に対する見方を客観的に振り返ることができた気がします。
自分自身は、寄付とは「共感した団体にお金を託し、社会課題の解決に参加する手段でありプロセス」と考えています。ただ、それが正しいとか正しくないとかではなく、人それぞれの価値観に基づいて寄付すればいいということ、そして、無理のない範囲で楽しみながら寄付を続けることが一番大事だなと改めて感じました。
このブログでは、よく寄付と投資の共通点を書いていますが、このあたりも、寄付と投資は似ています。
寄付も投資も、決してお金持ちや一部のプロ、選ばれた人のためのものではありません。一般の社会人や普通の生活者が生活の一部に自然に取り入れていけるものです。そのように寄付や投資のすそ野が広がれば、社会全体も豊かになるし、個人の人生の豊かさも増えていくと思っています。
さて、寄付する人同士が、純粋に寄付について互いに話す場、というのはあまりなく、私もこのギビング・サロンが初めてでした。
私が続けている「コツコツ投資」のジャンルだと、「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ」という会があります。寄付も、お金を集めたい側のNPOなどが関わらず、純粋に寄付者や寄付に関心のある人同士が集う場が増えれば、寄付のすそ野も広がるのかもしれません。
また参加できればと思います。
トレジオンポートさんのメニュー美味でした!
東北や食に関するイベントなどもやっているそうです。