セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

Abaco「ペルーのサーモンを食べる会」(セキュリテイベント)

ミュージックセキュリティーズのセキュリテで、「Abacoペルーの生産者事業拡大ファンド」に出資しています。

ペルーの貯蓄信用組合、アバコへの出資を通じて、現地の中小零細事業者を資金面でサポートし、所得向上や地域の持続的な発展につなげるプログラムです。

今回、投資先であるアバコのMiyashiroさんと、アバコの資金サポートを活用して事業を拡大した、チチカカ湖のマス養殖事業者Piscis(ピシス)の代表Camachoさんが来日し、現地のトラウトを頂きながら話を聞く会が開かれました。

会場は、ペルー料理の名店「荒井商店」さん。

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アバコのMiyashiroさんからは、アバコの事業の意義、セキュリテのお金がどう役立っているかお話がありました。アバコは、金融面のサポートだけでなく、米州開発銀行とも連携して、農家や漁業者など融資先に対して、技術面も含めたトータルな支援をしています。

ピシスのCamachoさんからは、チチカカ湖での養殖事業についてお聞きしました。
現地の零細漁業者は大半が貧しく、資金繰りに余裕がないため、トラウトが十分に育っていない段階で、隣国ボリビアなどに売ってしまうことが多いそうです。それが、ピシスでは、アバコの支援のおかげで、500g程度の大きさまでじっくり育て、商品価値が上がった段階で市場に卸すことができます。

ちなみに、ピシスは、水産ベンチャーのウミトロン社の協力で、IoTを使った先端的な養殖を行っているとのこと。今では品質も収量も向上し、欧米やアジアにも輸出しています。

チチカカ湖は富士山よりも高い場所にあるということで、トラウトは脂がのっていて最高でした。ほかのメニューも、日本人の口に合う味付けで美味しかったです。豆、ポテトなど親しみのある食材が多く、さっぱりしたメニューが多いですね。
南米では、パラグアイとベネズエラには行ったことがありますが、またそちらの料理とも少し違うようです。

食レポの語彙力がないので、写真を載せます。

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チチカカ湖産トラウトのセビーチェ。とうもろこしが大きい。

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ペルーのポップコーン、カンチータ。

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卵とポテトに唐辛子ソースとオリーブを添えて。

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レンズ豆の煮込み、トラウトのせ。

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デザートのドーナツ。

セキュリテのファンドのように、社会的な事業にお金を出す魅力の一つは、経済的な投資リターンだけでなく、投資した先の地域やコミュニティにポジティブなインパクトが生まれることです。このように当事者から話を聞くことで、その実感がわきます。2号ファンドの資金も役立ってほしいと思います。

本ファンドは2019年11月末まで募集中です。

Abacoペルーの生産者事業拡大ファンド|セキュリテ