2019年10月8日に新規設定された、レオスの世界株ファンド「ひふみワールド」の最初の月次レポートが公表されました。また、11月のひふみアカデミーでも報告がありました。
私は、当初募集に応募して、積立も始めています。
・月次レポート(ひふみのあゆみ)→ こちらから閲覧できます。
・ひふみアカデミー(11月)
これで、ひふみワールドの運用内容がある程度明らかになりました。
・国別比率/通貨別比率
まだ設定間もないため、ポートフォリオを構築している途中です。10月末時点の現金比率は35%と高いですが、買い入れるタイミングをずらして株式比率を徐々に上げているので、「預金等」の比率は今後下がっていくとのこと。
・参考指数はMSCI ACWI(除く日本)を使用。
(ベンチマークはありません)
・2019年10月末時点の組入企業数は79社。組入上位10社は以下です。
サイトワン・ランドスケープ・サプライ
VISA
ブルックフィールド・アセット・マネジメント
WWE
ダウ
ハイアット・ホテルズ
SAP
オーリーズ・バーゲン・アウトレット・ホールディングス
アレジアント・トラベル
メルカドリブレ
時価総額の大きい大型株というとVISA、SAP、ダウあたりでしょうか。全体的には中小型の成長企業が多そうですね。知っている、という意味ではハイアット、プロレスのWWEなども入っています。ちなみに、2位のVISAはひふみ投信の投資先としても上位です。
ひふみワールドは、ひふみ投信同様、インデックスの国別・セクター別比率に引っ張られないボトムアップでの企業選びをしています。
なお、これもひふみ投信と同じく、市場の状況に応じて大きくポートフォリオを変える可能性もありますし、ファンド規模が大きくなっていけば投資先も増えていくでしょう。
アカデミーでは、1位のサイトワン社が紹介されました。プロ向けに造園資材を販売している会社です。ファンドマネージャーの湯浅さんより、EPS成長率は10~15%程度で、地味だけど着実に成長している会社とコメントがありました。ニッチだけど安定成長、ひふみっぽい投資先だと思います。
日本の会社と違って、知らない会社が多いので、個別の投資先についても、レポートや運用報告の場で、ひふみ投信以上に、詳しく伝えてもらえればありがたいですね。
10月末時点の純資産総額は66.2億円です(11/14現在71.5億円)。運用スタート時は51億円でしたが、直販としては結構集まったのではないでしょうか。
なお、ひふみワールド+(プラス)が12月に設定されるそうです。ひふみプラス同様、外部チャネルでの販売を開始します。日本株と違ってマーケットが巨大なので、お金が大量に入ってきてもさばける気もしますが、結構早かったですね。(ワールド設定時からおそらく決まっていたでしょう)
新規設定記念のイベント参加メモです。