セルフ・リライアンスという生き方

自分も社会も豊かにできるお金の使い方について。日々の投資や寄付の記録を綴ります。

HASUNA 白木夏子さん講演(お江戸百年塾2015 #6)

先週末に、ジュエリーブランドHASUNAの代表取締役、白木夏子さんの講演を聴きました。 

芝の増上寺・光摂殿で開かれている「お江戸百年塾 」の企画です。初めて参加しました。



HASUNAは、途上国の宝石の採掘現場の人達の労働条件や人権、鉱山の環境に配慮した「エシカルジュエリー」を日本で初めて本格的に確立したブランドです。
表参道や伊勢丹本店などに店舗があります。

鎌倉投信が社債保有を通じて応援している会社でもあります。

メディアから伝わってくる白木さんは、世の中を変えていく社会起業家、という強いイメージを持っていたのですが、実際の白木さんは、とてもソフトでエレガントな雰囲気の方でした。



講演のはじめに、「美しさ」とは何か?とテーマが与えられました。
白木さんの考える「美しさ」とは、(人でも会社でも)「しなやかな強さ」です。
一つ一つの言葉からは、まさに「しなやか」「たおやか」だけど決してブレない軸を持っている強さを感じました。

学生時代にインドで鉱山労働の酷い現場に会ってから、HASUNA起業と今までの歩みについてお話がありました。
パキスタンの人たちに自分たちの品質に見合う研磨技術を習得してもらうまでの苦労など、想像を超えるものです。


光摂殿の天井絵は一見の価値ありです)

一番印象的だったのは、「エシカル」「フェアトレード」だからといって、絶対に品質に妥協はしないという姿勢です。

「社会貢献」を意識して購入してくれるのはよいことですが、もしジュエリー自体が他ブランド以上の価値を提供できなければ、事業として長続きしません。

このあたりは、「社会起業家」と言われる方々が誤解されがちなのですが、「経済性」があって初めて「社会課題の解決」も実現できます。
鎌倉投信の考え方にもあるとおり、本業のビジネスモデルそのものに社会性が組み込まれているというのが、会社が持続していく上で大事なポイントだと思います。

もう一つ、白木さんによれば、素晴らしいビジネスや経営には全て「美学」「哲学」があります。

遠い国での鉱山の採掘から、日本のお客さんの手に実際に渡るまで、関わる全ての人を笑顔にするジュエリーづくりを通して、豊かさと美しさを伝えていくのがHASUNAの理念です。

著書にサインも頂きました。

HASUNAと白木さんの活動について、参考リンクです。

スペシャル対談 HASUNA代表取締役兼チーフデザイナー白木夏子 × 滝川クリステル│WEB GOETHE
ゲーテでの対談企画。

「ソーシャル・チェンジ」を起こすリーダーの条件とは?<前篇>
【石坂典子×白木夏子×西條剛央対談】

去年工場見学に参加した、石坂産業・石坂典子さんと、先日お話を聞いた西條剛央さんを交えた対談です。