セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

鎌倉投信の「いい会社訪問」~IKEUCHI ORGANIC京都ストア

京都シリーズの最後の記事です。
9/5の「結い2101」受益者総会に続き、京都訪問の最終日(9/6)は、IKEUCHIオーガニック京都店への「いい会社訪問」に参加しました。

「いい会社訪問®~IKEUCHI ORGANIC 京都ストア!池内社長講演~ 」のご案内~受益者対象~ | 鎌倉投信



京都店は、7月に一度お邪魔したことがあり、2度目の入店になります。

→(関連記事)
IKEUCHI ORGANIC京都ストアに行ってきました(2015.7.10)

前日の受益者総会でのパネルディスカッションに引き続き、池内計司社長と鎌倉投信の新井さんの対談でした。

日曜日のオープン前ということで限られた時間でしたが、濃いお話でした。
以下メモ。


(右が池内社長、左が鎌倉投信新井さん)


・池内タオルから「IKEUCHI ORGANIC」への社名変更(2014年3月)は、タオル以外の製品も作っていく、という意味と、「オーガニック以外はやらない」という宣言が込められている。

・製品だけでなく、顧客、取引先、投資家・・・といったIKEUCHIを取り巻く人たちの関係性も「オーガニック」=「有機的」なつながりにしていきたい。

・タオルを縫製するミシン糸(わずか0.2%)も含めて、100%オーガニックにしていく。タオルのネームタグはすでにオーガニックコットン製。

・そこまで完璧なオーガニックを目指す理由は?
世の中には「オーガニック」があふれているが、本当にオーガニックと言えるものは少ない。例えばタオルの場合、パイルがオーガニックコットンなら業界的には「オーガニックタオル」と呼んでいる。
本当に安全なものを提供しようとするなら、100%オーガニックにするしかない。

・乳児が口にしても安全なレベルの国際認証(エコテックス)を取得したが、現在、さらに、食品安全に関するISO(ISO22000)を取るべくチャレンジを開始した。
→ 新井さんから「タオルって食べ物じゃないのにどうやって取るんですか??!」との突っ込みが入っていました。これはテキスタイル業界では異例の取組です。

・よいタオルは、水をたくさん使ってゆっくり仕上げている。洗濯も、大量の水でゆっくり洗う方が生地には優しい。最近は、「節水」の名のもとに、少ない水で叩いて洗うが、商品を長持ちさせる点ではどっちがエコか分からない。
→ 環境配慮といっても、いろんな意味があります。前日の受益者総会でも議論があったとおり、「いいものを選んで、長く使う」のが実は一番エコだったりします。




まだIKEUCHIの凄さをおぼろげにしか理解していませんが、池内さんはじめ社員のみなさんの安全と環境に対するこだわりと、プライド、確たる自信の一端が知れました。

実は、先日京都店で買ったフェイスタオルも、手触りを楽しんだだけで、もったいなくて使えていません。
うちもドラム式の洗濯機を使っているので悩ましいな、というのもあります。

でも、商品のよさは使ってこそ分かります。
IKEUCHIのHPのお手入れ方法も参考にしつつ、大事に使いたいと思います。