NISAが開始して、はや2年が経とうとしています。
NISA口座そのものは、去年の3月頃にSBI証券で開設したのですが、結局一度も取引せずここまで来ました。
そうこうしているうちに、来年(2016年)からは、非課税限度額が年間100万円から120万円にアップし、さらにジュニアNISAも開始するなど、制度も拡充してきました。
(参考)NISA制度改正について:三井住友銀行
去年の暮れにも同じようなことを書きました。
現行のNISAは、「非課税」をうたっていながら、買った株や投信が、非課税期間終了時に値下がりしていると、結局税金が増えてしまう可能性がある「節税メリットの不確実性」が最大の弱点です。
年間100万円(増額後でも120万円)と、そんなに大きい金額ではないので、深く考えずに枠を使うという考え方もひとつです。
ただ、本来の値上がり益に対する節税メリットを享受したいのなら、「ほぼ確実に上がる(と思える)」タイミングや商品でしか使いにくい面があります。(もちろん、どのタイミングで使っても、配当や分配金に対する非課税メリットはありますが)
素人考えでも、漠然と「今の株高や円安はきっと続かなそうだな~」と思っている限り、なかなか「NISAで注文ポチ!っ」としにくいんですね。
なので、節税については100%確実な「個人型確定拠出年金」と自営業者の特権?ともいえる「小規模企業共済」を軸に、NISAは未稼働のまま待機です。
そう言っているうちに、多くの投資家が望んでいる「非課税期間の恒久化」が叶えばいいですね。