三井住友アセットマネジメント(SMAM)の運用する「三井住友・中小型株ファンド」を保有しています。
第13期(2016年9月25日決算)の運用報告書が出たのでチェックしました。
三井住友・中小型株ファンド 第13期の基本データ
・基準価額
21,028円(分配金200円落ち後、前期末20,847円、+1.8%)
・純資産総額
1,221百万円(前期末1,308百万円、▲6.7%)
・株式比率 98.6%(前期末95.2%)
・売買高比率 0.91(前期1.70)
・実質コスト(1万口あたりの費用)
信託報酬1.624%、売買手数料その他コスト込 1.716%(税込)
売買高比率は1.0を下回り、前期と比べて落ち着きました。
一方、短期のリターンがややさえないためか、純資産が前期より減っているのは気になります。
分配金は前期に続いて200円でした。
パフォーマンス
「投信まとなび」の当該ファンドのページでパフォーマンスを見ました。
※左側は当ファンド、右側は「投信まとなび」上の、同分類ファンド(国内株式・中小型成長型)の平均値です。
・シャープレシオ(右側は同分類平均)
直近1年 0.24 ⇔ 0.29
直近3年 1.28 ⇔ 0.75
直近5年 1.59 ⇔ 1.07
・インフォメーションレシオ(右側は同分類平均)
直近1年 1.05 ⇔ 0.81
直近3年 0.95 ⇔ ▲0.02
直近5年 1.21 ⇔ 0.37
短期の成績をあれこれ言っても意味がないですが、傾向としては、3年、5年では優秀な一方で、直近1年は相対的にさえません。それでもインフォメーションレシオは高めです。
モーニングスターのデータも見てみましたが、シャープレシオは、同分類(国内小型グロース)中、10年では37本中3位、5年では47本中4位ですが、1年では61本中50位となっています。
組入企業
13期末の組入企業は78社(前期末は74社)でした。
期中の全売却は10社、新規組入は14社(タケエイ、HIS、キトー、住江織物など)。
ファンドマネージャーの木村忠央さんに以前話を聞いた際、平均保有期間は5年以上とのことだったので、毎年このぐらいは入れ替わると考えてよいのでしょうかね。
決算時点の上位10銘柄です。(本ファンドは各企業に等金額投資が原則なので、上位に大きな意味はありません。)
リログループ、アウトソーシング、ドウシシャなどとなっています。
(クリックで拡大)
中長期的に安定して成長が期待できる会社を選ぶ観点から、世界の景気変動や為替に比較的左右されにくい、内需関連やサービス業種が多くなっています。
認知度が上がって欲しいファンドのひとつです。
(ファンドのHP)
三井住友・中小型株ファンド - 三井住友アセットマネジメント