セゾン投信が15周年を迎え、受益者向けのファンミーティングが全国各地で開催されています。ラストの東京の部にオンライン参加しました。
去年の運用報告会は不参加だったので、セゾンのイベントは久々でした。
Web経由でも、中野さん、園部さんの生の声を聴けてよかったです。
セゾン投信は、2006年に設立、2007年3月に2つのファンドを運用開始しました。
当初の受益者は約2,000人、純資産は9億円のスタートだったそうです。
15年経って、受益者約16万人、純資産は約5,000億までに成長しました。
これも一重に、「直販」へのこだわりと、「積立・長期投資」の大切さをブレずに語り続けきた成果だと思います。私は達人ファンドを保有して6年ちょっとですが、中野さんの語ることはいい意味で本当にいつも同じです。
そんなセゾン投信が、15年を節目に新しい取り組みを発表しました。
ひとつは、日本株の集中投資ファンドの立ち上げです。
新ファンドのマネージャーである山本潤さんが、「勝てる日本企業を育てる」との抱負を語りました。詳細は未公表ですが、多くても40~50社を厳選し、GARP(Growth at Reasonable Price)的な運用となるようです。「日本企業を勝たせる」ことが目標。長期保有前提で、エンゲージメントによってガバナンスを向上させ、企業価値を上げていくことを目指します。
GARP/成長性+割安性投資│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券
もう一つは、お金の相談サービス「セゾン 顧客本位の相談室」の開始。
投資に限らず、気軽にお金の困りごとを相談できるサービスです。口座開設者向けの対面相談と、誰でもできる電話相談の2コースがあります。すでにある「セゾン定期便」と合わせて、長期で顧客に寄り添うセゾン投信の理念をかたちにしました。中野さんの言う通り、ファンドの販売目的ではない、真に顧客の立場に立った「公正中立な」サービスとなってほしいです。
個人的には、新しい日本株ファンドにはとても関心があります。
インデックス投資が広がる中で、投信業界での存在感が大きいセゾン投信がこういった「どアクティブな」投信を立ち上げること自体意義が大きいです。また、集中投資といっても考え方はまちまちなので、どんな投資先をどんな観点で選び、どのような対話をしていくのか、見たいですね。
ひさびさに中野さんのいつもの直販こだわり話を聴けてよかった。新しい日本株ファンドも期待。
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) 2021年12月4日
運用会社としては、信託報酬ありきではなく、アクティブ運用の強化と、顧客に寄り添うサービスで勝負していく姿勢がより明確になって、いい方向と感じました。#セゾン投信