セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

「積立寄付」という考え方

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12月は寄付月間です。最近投資の話が多かったので寄付の話を。

先日、投資と同じように寄付もコツコツ継続しているというお仲間のFB投稿を見て、ふと「積立寄付」という言葉が思い浮かびました。

「積立投資」という言葉は、今や市民権を獲得しています。つみたてNISAもここ数年でかなり普及しました。しかし「積立寄付」という言い方はありません。

寄付はお金を誰かにあげるものです。自分のためにお金を貯めたり増やしたりするものではないので「積立」なんてそもそもおかしい。普通はそう思うでしょう。

ただ、寄付の中でも、NPOのマンスリーサポーターなどの継続寄付は、積立投資と相通ずる要素が多いと思います。

なぜそう思ったのか、継続寄付のいいところを「積立投資」をイメージしながら挙げてみます。

1.寄付を自動化、習慣化できる。

2.寄付者と寄付先NPOとの間の長期的な関係性ができる。

3.解決に長い時間を要するような様々な社会課題に対応できる。

4.NPOが財政的に厳しい時に安定財源として支えになる。後々の成果につながる。

1.は、感情に流されずに継続できる積立投資のメリットと同じです。
2.は、運用会社や投資先企業との信頼が積み上がっていくのと共通します。
3.は、投資先企業が、短期的な業績ではなく長期的な社会課題解決&企業価値向上を目指して経営できることと相通じます。
そして4.は、相場が悪い時でも継続することが大きなリターンにつながるドルコスト平均法のメリットや、運用会社が安い時に売却せずに買い向かえるメリットに通じるのかなと。(少し強引ですが)

他にもありそうですね。

資産形成では、時間を味方につけること、長期で継続することがリターンにつながることが実証されています。

寄付も同じで、キーワードは「長期」です。単発の寄付それっきりではなく、少額でもコツコツ長期で継続することが、寄付者とNPOの双方にとっていいことがたくさんあると思いますし、結果的に、社会をいい方向に変えていく力になると思います。

「積立寄付」、どこか言い始めるNPOはないでしょうかね?

 

以前、似たようなことを書いたのを思い出しました。大切なことは何回でも書いた方がいいですね。

 

来る12/22に、寄付している人同士で寄付を語り合おうという、寄付月間のオンラインイベントにゲストで登壇します。2021年に一度でも寄付したことがある方であればどなたでも参加できますのでぜひ。

寄付月間2021オンライン交流イベント「今年、どんな寄付をした?」