私の個人運用ポートフォリオは、今はほぼアクティブファンドですが、2010年に積立投資を始めた当初は典型的なインデックス投資派でした。
当時の運用記録などの記事を昔のブログからインポートしたいのですが、ロリポップからの移行がうまくいかず、ここでまとめておきます。
・当初積み立てていた投信(2010~2013年頃)
全部ではありませんが、過去のファイルで確認できた主な投信はこのあたりです。低コストインデックスファンド・ETFでほぼ固めていました。債券、REIT、金にまで分散していました。
・現在(2022年)
こうなりました。投信は全てアクティブファンドです。(2022年4月現在保有しているもの。既に解約済のファンドは記載せず)
これ以外に、日本株の個別株10社弱と、投資型クラウドファンディング(セキュリテ、クラウドクレジット等)などにも投資しています。
インデックス投資をやめてアクティブファンドや個別株へと移った投資家は少数派だと思います。パッシブな投資ではなく、いい会社を積極的に選ぶ投資への価値観の変化は、2013年に積立を初めた鎌倉投信(結い2101)がきっかけでした。
当時と今とで変わったところです。
・時価総額比・市場全体への分散(パッシブ)から、価値を生む企業群への集中・厳選投資(アクティブ)へ
・アセットアロケーションの管理ではなく、ボトムアップでいい会社やいいファンドを選ぶ投資へ
・信託報酬は「コスト」ではなく「フィー」
自分に代わっていい会社を探し、対話し、企業価値を向上させていく運用会社にお金を託す、という考え方に基づけば、「コスト」ではなく「フィー」と呼ぶのが正しいと思います。また、長期投資を実践する運用会社からは得られるものも大きいです。
・アクティブファンドの延長で個別株への投資も再開。
投信積立を始める以前の20代の頃、チャートを見て適当に売り買いしていました。当時とは違い、企業価値を自分なりに分析し、長期保有前提での投資を本格的に始めました。
・インパクト投資の視点での投資型クラウドファンディング等が運用に加わりました。また、社会課題解決の視点からNPOへの寄付を続けています(現在8団体のサポーター)。
これらの変化の理由を端的に言うと、様々なアクティブファンドや運用会社との出会いを通じて、個人が、価値を生むいい企業をきちんと選んで長期で投資することが、企業にとっても、自分にとっても、そして社会全体にとってもプラスであると考えるようになったからです。
一方、変わっていないのは、「積立投資」というやり方の部分でしょうか。アクティブファンドであっても積立による時間分散は有効と考えます。
自分の投資の価値観の変化に関わる記事を載せておきます。
・わたしとつみたて 第15回 投資はこわいものでも博打でもない。“社会全体を豊かにしていること”って知ってほしい。(tsumiki証券さんインタビュー)
・下山さん 意志あるアクティブ運用(投信ブロガー): 日本経済新聞(日経電子版インタビュー)
・「市場」ではなく「企業」を買う株式投資【増補版】(読了メモ)
・いいアクティブファンド選びのために~アクティブシェアを知る「プレミアム・アクティブ投信勉強会」(コモンズ投信 × スパークスAM × レオス・キャピタルワークス)
・コモンズ投信 伊井哲朗さん × NVIC 奥野一成さんの長期投資トーク at SBI証券
・アセットアロケーションよりも「いいファンド」選びを大切にしたい
・インデックスファンド隆盛の時代に~「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」に思う