NPO法人ARUN Seedのクラウドファンディング(Readyfor)を応援しました。
ARUNは、アジアを中心とする途上国の社会起業家を、出資や融資でサポートする「社会的投資」の事業を行っています。海外向けの社会的投資の分野では草分け的な団体です。
私がARUNと初めて関わったのは、2015年の「ソーシャルインベストメントスクール」です。社会的投資の基礎を講座で学びました。実際に投資先の起業家の話も聞いたことがあります。「社会的投資」や「インパクト投資」について関心を深めるきっかけとなりました。
NPO法人ARUN Seedの「ソーシャルインベストメントスクール」に行ってきました
ARUNは、社会的投資の取組の一つとして、クラウドファンディングで寄付を募り、途上国の起業家のビジネスコンペを行う「CSIチャレンジ」を実施しています。選ばれた起業家には日本から実際に投資が行われます。
(Readyforプロジェクトサイトより)
CSIチャレンジは、過去に2回実施されています。前回も参加しました。第1回は、52社の中から、インドで、酪農家にIoTソリューションを提供するステラップス社(Stellaps)が選ばれました。
第2回は、128社の中から、同じくインドで、家事労働者の女性と利用者のマッチングサービスを行うブックマイバイ社(BookMyBai)が選ばれました。
第3回目の今回は、アジアだけではなく、世界に募集範囲を広げるそうです。
貧困や格差の問題、女性の地位向上などの途上国の社会課題は、援助だけではなく、ビジネスと投資の力でこそ持続的に解決できる、というのがARUNの考え方です。ここに共感しています。
コロナ禍という厳しい状況の中でも、独創的なビジネスと技術でさまざまな問題を解決し、人々の暮らしをよりよくできる起業家を発掘してほしいです。
社会的投資や海外のソーシャルビジネスに関心のある方、ぜひReadyforのプロジェクトサイトをのぞいてみてください。