セルフ・リライアンスという生き方

投資信託を中心にいい会社、いい事業にコツコツ長期投資。 社会とつながるソーシャルな投資や寄付も実践中。

コモンズ投信の10周年コモンズフェスタ

コモンズ投信の10周年イベントに行ってきました。

私がコモンズ30ファンドを積み立て始めたのは、10年のうちの半分、ちょうど5年前でした。2014年4月8日に、こんな記事を書いています。

コストがどうのと、当時はまだインデックス投資マインド色濃い書きぶりですが、30ファンドはそれから毎月積み立て続け、気が付けばコモンズ投信以外も含めてアクティブファンド100%になっていました。今では、コモンズがずっと啓蒙してきた寄付にもハマっています。この5年で、投資とお金に対する価値観がずいぶん変わったな、と振り返りつつ参加しました。

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企業を支える「長期」のお金

コモンズ30ファンドのコンセプトは、世代を超えて持続的に成長していけるような強い会社への長期・厳選投資です。
今回は、その運用哲学を象徴するような、ファンドの設定来10年間保有し続けている投資先4社(ベネッセHD、旭化成、エーザイ、東京エレクトロン)の方々が登壇しました。
※参考まで、10年間の株価パフォーマンスは、TOPIXが2.3倍に対して、東京エレクトロン:5.7倍、旭化成:3.9倍、エーザイ:3.5倍、ベネッセHD:1.3倍です。

みなさん共通していたのは、コモンズ投信のような長期投資家は企業にとって心強いということ。四半期の業績や目先の株価ではなく、5年後、10年後、もっと先という、経営者と同じ時間軸で物事を見てくれるからです。後半に登壇した、マネーフォワードの辻社長も、サブスクリプション型のビジネスモデルへの移行の中で、短期の数字ではなく、ビジネスの構造を理解してくれる長期投資家はありがたいと言っていました。

長期目線の投資家だからこそ築ける企業との関係については、鎌倉投信(鎌田さんや前FM新井さん)や、NVICの奥野一成さんなど、長期の運用者の方々は同様に言及されます。

しかし、このような長期投資は、投信の場合、積立など長い目でお金を託す受益者がいてこそ可能です。コモンズ30ファンドは、設定来123ヶ月中115ヶ月で資金流入だそうです。企業が目先の利益にとらわれすぎず、長期的視点で価値を生み、持続的に成長していくためにはそれを支える投資家のマインドが大事になってきます。

2月にコモンズ投信に入社したアナリストの原嶋さんは、もともとコモンズ30ファンドの投資先の一社のIR担当でしたが、コモンズ投信のような長期投資の会社を大きくしたいと入社されました。企業側にも、短期志向への違和感、長期投資家へのシンパシーを持っている方はたくさんいるはずです。

懇親会で伊井社長とお話したのですが、日本には真に長期投資を実践する運用会社が数えるほどしかありません。それを変えるには、資金の出し手の意識が変わることが必要です。機関投資家レベルではESG投資の広がり、個人投資家レベルではつみたてNISAやiDeCoの普及などが現状を変えるきっかけになってほしいですね。

投資と寄付をつなぐ

さて、長期投資の考え方とともに、私がコモンズ投信に影響を受けたもう一つが、寄付との関わりです。

コモンズ投信は、寄付も投資も社会の持続可能性を高め、よりよい未来を創るための社会投資ととらえています。私も、この考え方に共感し、コモンズを通じて知った多くの団体に寄付で関わるようになりました。(かものはしプロジェクト、3keys、難民支援協会などなど。PIECESはもともとサポートしていました)

寄付にはお金のリターンはありませんが、精神的なリターン、関係性のリターンというまさにプライスレスな社会的リターンがたくさんあると実感しています。

寄付の仕組みの報告の部で、コモンズが寄付・伴走支援してきた、PIECESの小澤いぶきさんと、日本知的障害者水泳連盟の谷口裕美子さんが登壇しました。なぜか、私も、コモンズ投信の顧客兼PIECESはじめいろいろなNPOの寄付者、ということで少々発言させてもらいました。応援しているPIECESが、また多くのコモンズの仲間に知ってもらえたようでよかったです。

コモンズ投信の取り組みは、投資の世界と寄付の世界という一見間に大きな壁がある2つの世界が実はつながっていると教えてくれます。今後も期待しています。

 

【お知らせ】
4/17に、認定NPO法人PIECES主催で「未来をつくる」お金の使い方~と題し、寄付について語るイベントがあります。
コモンズ投信の渋澤健さん、PIECESの小澤いぶきさんとご一緒に、僭越ながら私も登壇することになりました。私からは、寄付で変わる社会、寄付で広がる世界について、「寄付する人」の立場からお話したいと思っています。ぜひお越しください。

あわせて、PIECESが、朝日新聞のクラウドファンディングプラットフォーム A-portのSDGs推進プロジェクトの第一弾として、クラウドファンディングを開始しました。子どもの孤立をなくすためのPIECESの新しい事業展開を支える大事なクラウドファンディングです。こちらもぜひご覧ください! 自分も早速支援しました。