セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

アクティブ派として眺める「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2023」

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2023」の結果が発表されました。

今年は気乗りがせず投票しませんでしたが、アクティブファンドの動向だけはチェックしました。結果はこちら。

トップ20位以内には以下5本のアクティブが入っています。
「SOMPO123」を除き、私も全て保有しており、ひふみ以外の3つは毎月積立中です。
・7位 結い2101 
・10位 ひふみ投信
・11位 長期厳選投資おおぶね
・15位 SOMPO123先進国株式
・16位 コモンズ30ファンド

興味深いのは、上位と評価された、10位以内の2本、鎌倉投信の結い2101と、レオスのひふみ投信は、ここ数年のパフォーマンスは決してよくない、ということです。(結いとひふみはファンド特性が全く違うので、まとめては語れませんが。)

例えば、ひふみ投信の3年チャート。

青:ひふみ投信
ピンク:eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)

逆に言えば、これらを「いいファンド」と判断している投資家の多くは、(短期的な)パフォーマンスをメインの判断材料にはしていない、むしろ、ブレない投資哲学や、受益者とのコミュニケーションを大事にする顔の見える運用、投資プロセスの丁寧なレポーティングなどの要素を総合的に評価しているのだと思います。私もそうです。

※もちろん長期的なパフォーマンスは大事です。結い2101は、リスクを大幅に抑える運用方針なので、絶対リターンが劣る点は許容していますが、ひふみ投信は長期的にも疑義があり、積立を止めています。

 

証券会社やメディアの「アクティブファンドランキング」は、たった半年や1年のリターンだけ取り出したものや、短期的に人気化し資金流入しているテーマファンドだらけのものも多いです。

このアワードは、低コストインデックスファンド推しの象徴のように見えて、実は真にいいアクティブファンドがきちんと評価されている数少ない賞かもしれません。