セルフ・リライアンスという生き方

自分も社会も豊かにできるお金の使い方について。日々の投資や寄付の記録を綴ります。

[改訂新版]一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門(竹川美奈子さん・著)

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いつもお世話になっている、竹川美奈子さんの新刊のご紹介です。
ご本人より献本頂きました。ありがとうございます!

本書は、2016年刊行の「一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門」の全面改訂版です。5年前もレビューさせて頂きました。

(当時のブログ)

iDeCoは、2022年に大きく制度改正されます。

加入できる年齢が「60歳未満」から「65歳未満」にのびる
受け取り開始年齢の選択肢が「70歳まで」から「75歳まで」に広がる
企業型DC加入者もiDeCoに原則同時加入可能に

今回の新版も、2016年版のいいところはそのままに、改正を踏まえた制度の仕組み、金融機関や商品の選び方、受け取り方まで全てカバーされています。iDeCoは専門用語が多く難しくなりがちですが、図表も多くて分かりやすく解説された良書です。これからiDeCoに加入したい人も、加入中の人も、これ1冊あれば大丈夫ですね。

さらにおススメは、5年前も書いたのですが、年金の受け取り方の解説(第5章)が詳しいところです。

iDeCoは節税メリットが強調されますが、受け取り方次第でトータルの税金は大きく変わります。しかも、個人個人の立場によって何がベストか違ってくるので、受け取り方を理解するのが大切です。一時金か年金か、さまざまなパターンがありとても複雑なので、自分もこの本で勉強しています。 

金融機関(第4章)は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、野村証券の5社が紹介されています(私は楽天証券を使っています)。現時点ではこの5社から選ぶのが無難と思います。ただ、変更は面倒なのでじっくり選ぶ必要があります。私も途中で変更しましたが結構大変でした。商品選び(第3章)も、2016年版から加筆されて詳しいです。

私はiDeCoに加入して9年です。私のような個人事業主の場合、iDeCoは小規模企業共済とともに活用が必須の制度と思いますが、本書によると、加入できる自営業者・フリーランスのうち、たった「3%」しか利用していないとのこと。この数字には驚きました。

公的年金不安からやみくもに節約に走ったり、金融機関で”年金向け”とすすめられる保険商品を購入したり、焦って株やFXの短期取引で儲けようと考えたり-といったことをする前に、まずはこうした制度を知って活用してほしいと感じます。(はじめに)

本当にその通りと思います。せっかく国が用意してくれているお得な制度を、ほとんどの人が使っていないのはもったいなすぎます。

法改正で加入対象者が大きく増えるので、ぜひ、国や金融機関はiDeCoの普及に本腰を入れてもらいたいところです。この本が一家に一冊、みたいな時代になればと思います。