セルフ・リライアンスという生き方

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鎌倉投信「結い2101」第5回受益者総会に参加

昨日、今回で5回目となる鎌倉投信の「結い2101」受益者総会に初めて参加しました。

会場は横浜の大さん橋ホール

参加者800人の大規模なイベントとなりました。開場とほぼ同時の10時過ぎには会場に到着。たまたま横浜に停泊中の豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」号が花を添えました。

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午前中は、恒例の投資先企業や支援先NPOなどの企業展示。

先日エコ名刺でお世話になった丸吉日新堂印刷の社員さんとご挨拶したり、「大槌復興刺し子プロジェクト」(NPO法人テラ・ルネッサンス)の手作りブックカバーを購入したり、とゆっくり過ごしました。

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午後は受益者総会のメイン。

鎌田社長の冒頭スピーチに続き、FM新井さんによる「結い2101」の運用報告、投資先企業の若手女子社員さんによるトークセッション、さらにヤマトホールディングス木川社長の講演、パネルディスカッションというプログラムでした。

運用報告についての大まかなメモです。(結いだより等で開示されていること中心に)

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・「R&Iファンド大賞2014」では優秀ファンド賞を受賞。
日本株式アクティブ型のうちシャープレシオで2位。(※1位はひふみ投信)

・純資産総額(直近決算 平成26年7月22日現在)
前期末47.9億 → 101.7億
この1年で増えた50億超のうち、入出金要因と株価上昇要因の内訳はおおよそ2:1。

入金が多かったのは、事業会社や機関投資家のある程度まとまった入金が増えてきたことも背景。

・口座開設者数:約5,900人 → 約7,800人

うち定期定額購入(積立)の顧客は約65%であまり変わっていない。

・組入銘柄は48社。

過去1年の新規組入は7社(オイシックス、リブセンスなど)、全売却したのは2社(雪国まいたけと日立建機)。

・株価上昇により、新規組入のスピードが落ちている。買いたい銘柄はあるが、下がらないので買いにくい状況が続いている。

・市場別にみると、一部上場が前回の52%から64%に増えた。APカンパニーやウチヤマHDなど数社が指定替えになったため。新興市場の銘柄を入れて一部の割合を下げたいが、今は割高感が強いので待ち。

・取引コストは約6bps(10,000円あたり6円)と低水準。

・今期は分配を行わなかったが、状況を見つつ3~4年に1回は分配する。

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運用報告以外のパートには、鎌倉投信ならではの内容がたくさん詰まっていました。

長くなるので一つだけ挙げるとすれば、総会の最後の最後にスライドに大きく映し出された“意思あるお金は社会を変える”、という言葉です。

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これは、鎌倉投信が「結い2101」を通じて目指している投資の姿を象徴しています。

今回初めて受益者総会に参加して、受益者(投資家)間の一体感はもちろんなのですが、受益者、運用会社、そして投資先・支援先の方々全体が、この共通意識のもとにつながっている感覚を強く持ちました。

※新井さんもコメントしていましたが、下落局面でも資金が流出しにくい→下がった時に多く買える→結果的にファンドのパフォーマンスも向上する、という好循環には、このような受益者の気持ちの面も大きく寄与しています。

時価総額1兆円近い巨大企業ヤマトHDのトップが、わずか0.017%(1.7億円)しか保有していないファンドの集まりにわざわざ来て頂けるのも、新しいお金の流れをつくろうとしている鎌倉投信の運用方針に共感しているからこそだと思います。

また、お知り合いも何人か参加していた受益者ボランティアの方々の尽力もあって、イベントとしての完成度も素晴らしかったです。

アットホームな雰囲気の中でも、進行のスムーズさ、映像のクオリティなど運営面のレベルはとても高く、参加していて心地よかったです。1年越しの準備ということでご苦労に頭が下がります。終了後は、有志での打ち上げに参加させてもらいました。

次回もできれば参加したいです。

関係者の方々、ありがとうございました。

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