セルフ・リライアンスという生き方

自立した個人として豊かに生きる。長期投資のメモ。

鎌倉投信「結い2101」運用報告会(2023年4月)

結い2101の春の運用報告会が開催されました。運用成績中心の回と、投資先の解説中心の回に分かれていて、後者に参加しました。

結い2101の投資先は現在70社です。直近1年で以下の5社に新規投資しました。
ピエトロ、プロトコーポレーション、技研製作所、竹内製作所、それに投資比率が基準未達で非開示の1社です。

このうちプロト、技研製作所、竹内製作所の解説がありました。各社がどんな会社か、なぜ投資したのかは、こちらに詳しく書いてあります。

投資先の「いい会社」 | 鎌倉投信

 

・プロトコーポレーション

「グーネット」 を中心とした中古車、モビリティ関連の情報サービスを展開。

鎌倉投信は、挑戦する企業文化が根付いていることを評価。ファンドマネージャーの長田さんが営業やIT部門の社員さんにインタビューしたところ、経営理念についての質問をしたわけではないのに、理念に関するキーワード(「挑戦」や「夢、感動、楽しい」)がたくさん出てきて、理念の浸透を実感したそうです。

鎌倉投信は、受益者総会に現場の社員さんが登壇するなど、社員さんの生の声をとても大事にしています。企業を見極める重要な要素の一つです。

同社についてはこちらでチェックしています。

・技研製作所

建物やインフラ工事のまさに基礎を支える分野で、社会課題を解決し続けている会社です。サイレントパイラー(無振動・無騒音の杭打抜機)とインプラント工法などの圧入工事事業が2本柱。「仮設レス施工」など、サステナビリティの流れにも沿った会社です。

鎌倉投信の視点は「匠」です。グローバルニッチトップ(GNT)選定企業ということでもともと関心がありましたが、これを機会に詳しく調べてみようかと。

・竹内製作所

ミニショベルやクローラーローダーなど小型の建機専門メーカー。海外売上比率95%超を誇る「TAKEUCHI」ブランドは欧米での評価が高く「建機のベンツ」とも呼ばれます。

鎌倉投信は、製品の強さはもちろん、グローバルに構築した強固なディストリビューター網と、ユーザーの声をいち早く開発に反映できる体制を評価。高くても売れる仕組みができているとのこと。

長期での業績推移も素晴らしく、連続増配企業としても知られていますね。(我が家では妻が保有しています)

 

質疑応答の中で、「投資先の数に上限はあるか?」との質問がありました。
上限を明確に決めているわけではないが、運用体制から当面は100社程度が目安ということです。

対面での企業取材も再開し、厳選しながらも、新規投資先の組み入れを積極的に行うとのこと。年間数社程度、新たな会社が仲間入りしてきそうです。今後も「いい会社」の発掘を楽しみにしています。